(沖縄)漁船の死亡と行方不明が最多に 2016年01月15日

  • 9 年前
漁船の死亡と行方不明が最多に

県内で去年1年間に漁船で漁に出て病気や事故で亡くなったり行方不明になったりした人は、過去10年で最も多い、あわせて7人に上ったことがわかりました。
いずれも1人乗りの漁船だったということで、海上保安本部は波が高いときや体調が悪いときは漁に出るのを控えるなど対策を取って欲しいと呼びかけています。
第11管区海上保安本部のまとめによりますと、県内で去年1年間に漁船で漁に出て、病気や海への転落事故などで亡くなったり行方がわからくなったりした人はあわせて7人でした。
これは過去10年で最も多く、海上保安本部によりますといずれのケースも1人で漁に出ていたということです。
県漁業協同組合連合会は、水産資源が減っている中で利益を確保するために、体調が悪かったり海が荒れたりしても漁に出たり、人件費を抑えるため1人で漁に出る漁業者が増えていることが、
事故が増えた背景にあるのではないかと説明しています。
第11管区海上保安本部は「緊急時に救助につなげるために漁協と定期的に無線で連絡をとって居場所を知らせるほか、波が高い時や体調が悪い時は漁に出ないなど、対策をとってほしい」と呼びかけています。
2016年01月15日 11時11分

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