うその申請で保険証詐取の疑い 2016年01月26日

  • 8 年前
うその申請で保険証詐取の疑い
2016年01月26日 11時52分
日本年金機構に実在しない人物を雇ったように装う、うその届け出をして健康保険証をだまし取ったとして、韓国籍の男ら2人が詐欺などの疑いで警視庁に逮捕されました。
調べに対し2人は黙秘したり容疑を否認したりしているということです。
逮捕されたのは、韓国籍で無職の李虎稔容疑者(53)と、福岡県田川市の職業不詳、河野誠容疑者(42)です。
警視庁の調べによりますと、2人は去年8月ごろ、日本年金機構に実在しない男性を雇ったとうその届け出をして、全国健康保険協会から男性と家族名義の合わせて4通の健康保険証を
だまし取ったとして詐欺などの疑いがもたれています。
これまでの調べで、李容疑者の自宅からおよそ360通の健康保険証が押収され、警視庁は複数の実体のない会社に人を雇ったように装い健康保険証を入手していたとみています。
だまし取った健康保険証の一部は、不正な口座の開設などに使われていたということです。
健康保険証は事業主が日本年金機構に基礎年金番号などを申請し、機構が審査をした上で全国健康保険協会などに送り、発行される仕組みです。
警視庁は、李容疑者らが日本年金機構から基礎年金番号を不正に取得した上で、保険証を入手していたとみて調べています。
警視庁によりますと、調べに対し李容疑者は黙秘し、河野容疑者は「保険証をだまし取るつもりはなかった」と、容疑を否認しているということです。
日本年金機構は「事実関係を確認中で、いまはコメントできない」としています。

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