• 8 年前
自衛官自殺未遂で両親が提訴
3年前、広島県の海上自衛隊呉基地に停泊していた潜水艦の艦内で、乗組員だった男性が自殺を図ったのは上司のいじめや暴行が原因だったなどとして、男性の両親がきょう国に対し3500万円の
賠償を求める訴えを山口地方裁判所に起こしました。
訴えを起こしたのは3年前、広島県の海上自衛隊呉基地に停泊していた潜水艦「そうりゅう」の艦内で拳銃自殺を図り、一時意識不明となった元乗組員で、山口県宇部市の坂倉正紀さん(42)の両親です。
訴えによりますと坂倉さんは当時の上司からいじめや殴る蹴るなどの暴行を受けたことが原因でうつ病になり、自殺を図ったと主張しています。
さらに、海上自衛隊の調査は「暴力を伴う指導」だったとしていじめと認定しておらず、防衛省も家族が望んでいないとして上司らの懲戒処分を公表しなかったのは事実に反するとして国に対し3500万円の賠償を求めています。
この問題をめぐっては当時の上司と元上司の3人が坂倉さんを殴るなどの不適切な指導をしていたとして防衛省が去年10月、停職などの懲戒処分にしています。
海上自衛隊の武居智久海上幕僚長は「提訴にいたったことは非常に残念です。引き続き事故防止に取り組んで参ります」とコメントしています。
提訴したことについて兄の坂倉孝紀さんはきょうの会見で「弟は自殺を図ったあと一命は取りとめたものの今でも寝返りすら打てない。
母親が24時間365日介護しているので体力的にも精神的にも苦労している。殴った上司や艦長から謝罪のことばはいまだになく、防衛省の処分も非常に軽く納得できない」と述べました。
2016年02月03日 19時24分






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