砂川5人死傷 懲役23年判決
2016年11月10日 20時36分
去年6月、砂川市で、家族5人が乗った車と衝突するなどして、4人を死亡、1人に大けがをさせたとして、危険運転致死傷などの罪に問われた2人の被告に、札幌地方裁判所は、10日、検察の求刑どおり、
いずれも懲役23年の判決を言い渡しました。
上砂川町の谷越隆司被告(28歳)と古味竜一被告(28歳)は、去年6月、砂川市でそれぞれの車を猛スピードで運転したうえ、赤信号を無視して交差点に入り、歌志内市の会社員永桶弘一さん(当時44歳)の
家族5人が乗った車と衝突するなどして、4人を死亡、1人に大けがをさせたとして、危険運転致死傷などの罪に問われました。
裁判で、2人の被告は、いずれも危険運転の行為を否認していました。
10日の判決で札幌地方裁判所の田尻克已裁判長は、「2人は競うように車を運転して、互いに1度は追い抜いている。2人は相通じていたもので、無関係に走ったとは考えられない」と述べて、
危険運転致死傷の共謀が成立すると指摘しました。
そのうえで、「交通ルールを無視した身勝手極まりない運転だ。谷越被告の刑事責任は類を見ないほど重く、飲酒運転を隠そうと逃走した古味被告は自己中心的な行動でいずれも反省がみられない」と指摘し、
検察の求刑どおり、いずれも懲役23年を言い渡しました。
検察によりますと、別々の車を運転していた2人の被告について、危険運転致死傷の共謀が認められるのは異例だということです。
【遺族の思いは】
事故で亡くなった永桶文恵さんの母親の廣澤千惠子さん(85歳)は、判決のあとの会見で、「刑も決まりちょっと安心しましたが、犠牲になった子どもや孫は帰ってきません。事故で家族を亡くした悲しみは
一生忘れることができず、死んでも忘れません。残された1人の孫のためにも自分も頑張っていきます」と話していました。
さらに、広澤さんは、「いまでもたくさんの事故が起きているので、国の方で刑そのものを重くしてほしいと思いました」と話しました。
【裁判員の意見は】
今回の裁判で裁判員を務めた人たちが、記者会見に応じました。
このうち、50代の男性は、「社会的にも難しい裁判で、判決が出ていまはほっとしています。緊張がとけた感じです」と、責任の重さを話しました。
また札幌市の20代の男性は、「被告の証言にあいまいなところがあり、緊張もあるかもしれないが、もっと覚えていることがあるのではないかと思った。もっと詳しく聞きたかった」と裁判の印象を話しました。
また2人の被告に判決をどう受け止めてほしいか問われたのに対し、札幌市の60代の男性は、「同じ事故でも起こるべくして起こったものと、そうでないものがある。
事故の重大さを十分に理解し、二度と当事者にならぬよう反省して亡くなられた方の冥福を祈ってほしいと切に思います」と話していました。
田尻克已
谷越隆司 古味竜一
アルコール依存症 アル中 アルコール中毒
日本酒 アルコール サントリー
酒 ワイン ビール 麦酒 麒麟麦酒
キリン麦酒 キリンビール ビール
ウイスキー 焼酎 缶チューハイ
ハイボール 薬物 依存
死亡 病気 事件 事故 犯罪
酒 アルコール 車
交通事故 運転 飲酒運転
酒酔い運転 酒気帯び運転 事故
2016年11月10日 20時36分
去年6月、砂川市で、家族5人が乗った車と衝突するなどして、4人を死亡、1人に大けがをさせたとして、危険運転致死傷などの罪に問われた2人の被告に、札幌地方裁判所は、10日、検察の求刑どおり、
いずれも懲役23年の判決を言い渡しました。
上砂川町の谷越隆司被告(28歳)と古味竜一被告(28歳)は、去年6月、砂川市でそれぞれの車を猛スピードで運転したうえ、赤信号を無視して交差点に入り、歌志内市の会社員永桶弘一さん(当時44歳)の
家族5人が乗った車と衝突するなどして、4人を死亡、1人に大けがをさせたとして、危険運転致死傷などの罪に問われました。
裁判で、2人の被告は、いずれも危険運転の行為を否認していました。
10日の判決で札幌地方裁判所の田尻克已裁判長は、「2人は競うように車を運転して、互いに1度は追い抜いている。2人は相通じていたもので、無関係に走ったとは考えられない」と述べて、
危険運転致死傷の共謀が成立すると指摘しました。
そのうえで、「交通ルールを無視した身勝手極まりない運転だ。谷越被告の刑事責任は類を見ないほど重く、飲酒運転を隠そうと逃走した古味被告は自己中心的な行動でいずれも反省がみられない」と指摘し、
検察の求刑どおり、いずれも懲役23年を言い渡しました。
検察によりますと、別々の車を運転していた2人の被告について、危険運転致死傷の共謀が認められるのは異例だということです。
【遺族の思いは】
事故で亡くなった永桶文恵さんの母親の廣澤千惠子さん(85歳)は、判決のあとの会見で、「刑も決まりちょっと安心しましたが、犠牲になった子どもや孫は帰ってきません。事故で家族を亡くした悲しみは
一生忘れることができず、死んでも忘れません。残された1人の孫のためにも自分も頑張っていきます」と話していました。
さらに、広澤さんは、「いまでもたくさんの事故が起きているので、国の方で刑そのものを重くしてほしいと思いました」と話しました。
【裁判員の意見は】
今回の裁判で裁判員を務めた人たちが、記者会見に応じました。
このうち、50代の男性は、「社会的にも難しい裁判で、判決が出ていまはほっとしています。緊張がとけた感じです」と、責任の重さを話しました。
また札幌市の20代の男性は、「被告の証言にあいまいなところがあり、緊張もあるかもしれないが、もっと覚えていることがあるのではないかと思った。もっと詳しく聞きたかった」と裁判の印象を話しました。
また2人の被告に判決をどう受け止めてほしいか問われたのに対し、札幌市の60代の男性は、「同じ事故でも起こるべくして起こったものと、そうでないものがある。
事故の重大さを十分に理解し、二度と当事者にならぬよう反省して亡くなられた方の冥福を祈ってほしいと切に思います」と話していました。
田尻克已
谷越隆司 古味竜一
アルコール依存症 アル中 アルコール中毒
日本酒 アルコール サントリー
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キリン麦酒 キリンビール ビール
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