(福島)業務上横領容疑で再逮捕 2015年12月2日

  • 7 年前
業務上横領容疑で再逮捕

南相馬市にある産業廃棄物処理会社の元社長ら2人が、取引先との契約を勝手に解約して会社に返還されるべき資金を流用し損害を与えたとして逮捕された事件で、2人が返還されるべき資金のうちの1億円を
着服していたとして業務上横領などの疑いで再逮捕されました。
南相馬市にある産業廃棄物処理会社「原町共栄クリーン」の元社長の佐藤薫容疑者(66)ら2人は平成22年12月、産業廃棄物処理場を建設する工事の契約を勝手に解約し、建設会社から原町共栄クリーンに
返還されるべき資金の一部、2億5000万円を会社に戻さず自分たちの借金返済に充てて会社に損害を与えたとして、
先月、会社法の特別背任の疑いで逮捕されました。

解約にともなって返還されるはずの資金はおよそ9億円あったことから、警察は残りのおよそ6億5000万円の行方についても調べを進めていました。
その結果、佐藤容疑者が新たな口座を開設するために取締役会の議事録を偽造するなどして原町共栄クリーンの東京支店を設立したうえで、2人が共謀して建設会社に東京支店名義の口座におよそ6億5000万円を振り込ませ、
このうち1億円を払い戻して着服した疑いが強まったということです。
警察は捜査に支障があるとして2人の認否を明らかにしていません。
警察は引き続き残るおよそ5億5000万円の金の流れの解明も進める方針です。
2015年12月02日 21時08分


佐藤薫 原町共栄クリーン 産業廃棄物
産廃 福島県

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