福井 高浜原発再稼動で仮処分申し立て 2017年5月15日

  • 7 年前
高浜原発再稼動で仮処分申し立て
2017年05月15日 19時26分
再稼働に向けた準備が進む高浜原子力発電所3号機と4号機について、原発反対を訴える議員と住民の2人が再稼働させないよう求める仮処分を15日、福井地方裁判所敦賀支部に申し立てました。
仮処分を申し立てたのは敦賀市議会の今大地晴美議員と坂井市の松田正さんの2人で、福井地方裁判所敦賀支部に申立書を提出しました。
それによりますと高浜原発3号機と4号機が再稼働すれば、周辺の住民らは原発事故で取り返しのつかない被害を受け、命を守り生活を維持する「人格権」を侵害される恐れがあるとして、再稼働させないよう求めています。
高浜原発3、4号機をめぐっては運転の停止を命じた大津地方裁判所の仮処分決定を、ことし3月、大阪高等裁判所が取り消し、再稼働を認めました。
これを受けて関西電力は▽4号機を17日、▽3号機は6月上旬の再稼働を目指して準備を進めています。
松田さんは「高浜原発は近く再稼働する見通しだが、再稼働は絶対にさせるべきではないということを知ってほしい」と話しています。
これについて関西電力は「書面が届いていないので、詳細についてはコメントを差し控えたい。引き続き、各発電所において、安全性が確保されていることを裁判所に理解していただけるよう主張や立証に全力を尽くしたい」と話しています。

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