福井 大野市学校再編議事録公開訴える 2017年05月11日

  • 7 年前
大野市学校再編議事録公開訴える
2017年05月11日 19時14分
住民から見直しを求める声が出ている大野市の小中学校の再編計画について、計画の策定に向け協議を行った審議会の議事録を公開しないのは知る権利を侵害するものだとして、大野市の住民が市の教育委員会に対して情報の公開を求める訴えを福井地方裁判所に起こしました。
訴えを起こしたのは大野市に住む新家竹雄さん(69)と高橋雅彰さん(46)の2人です。
訴えによりますと、2人は、ことし1月に大野市教育委員会が決定した平成35年度に5つの中学校を1校にするなどとした小中学校の再編計画について、計画の策定に向け協議を行った審議会の議事録を公開しないのは知る権利を侵害するものだとして、教育委員会に情報を公開するよう求めています。
原告によりますと市の条例では行政文書の原則公開を定めていますが、去年2月、議事録の公開を請求した結果、公開された12回の審議会の文書は大部分が黒塗りにされていたということです。
異議の申し立てを受け大野市が設置した第三者機関、行政不服審査会は「個人を特定できる部分を除き公開が相当」とする答申を出しているということです。
再編計画をめぐっては子どもや保護者の意見を踏まえて十分な議論が尽くされたとは言えず、決定は早すぎるなどとして見直しを求める声が出ています。
会見した新家さんは「情報公開制度の趣旨に反するだけでなく、住民に都合が悪いことは隠蔽するという行政がまかり通ることになり問題だ」と話しています。
一方、大野市教育委員会は「訴状が届いていないのでコメントは差し控えたい」としています。



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