北海道 税情報漏えい容疑 元町職員逮捕 2017年05月11日

  • 7 年前
税情報漏えい容疑 元町職員逮捕
2017年05月11日 20時57分
十勝の本別町の元職員の男が、3年前、町内にある山林の固定資産税に関する情報を知人の男に不正に漏らしていたなどとして、警察は元職員と知人の2人を地方税法違反などの疑いで逮捕しました。
逮捕されたのは、本別町住民課の元課長補佐、本寺一彦容疑者(60歳)と、知人で木材の売買に携わっていた佐藤隆夫容疑者(66歳)の2人です。
警察によりますと、本寺容疑者は税金の徴収などの業務を担当していた3年前、町内で長年、固定資産税が支払われていない山林の情報を佐藤容疑者に漏らしたとして地方税法違反の疑いが持たれています。
また、佐藤容疑者はこの情報をもとに山林を所有する農業法人が休眠状態にあることを知り、自分が法人の代表になったとするうその書類を法務局に届け出たとして有印私文書偽造などの疑いが持たれています。
本寺元職員は、今回の事件とは別に、住民税を不適切に処理していたとしておととし2月、町から戒告処分を受けて役場を退職していますが、その後、関係者からの告発を受けて警察が捜査を進めた結果、今回の不正が明らかになったということです。
警察は2人の認否を明らかにしていません。
捜査関係者によりますと、佐藤容疑者はその後、山林の木を伐採して製材会社に売却し、千数百万円の利益を得ていたということで、警察は2人の間に金品のやりとりがなかったかなど捜査を進めています。
逮捕前の10日、本寺元職員は、NHKの取材に対し「私は何もしていないし、犯罪者ではない」と話していました。



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