“春濁り”魚 海響館で展示 2017年05月16日

  • 7 年前
“春濁り”魚 海響館で展示
2017年05月16日 11時58分
長門市沖の日本海に生息する珍しい甲殻類や稚魚の展示が下関市の水族館「海響館」で行われていて、訪れた人たちの人気を集めています。
春先の海は海水温の上昇で魚のエサとなるプランクトンが発生することから、多くの稚魚が孵化しさまざまな種類の魚を観察できる「春濁り」と呼ばれる状態になります。
下関市の水族館「海響館」では長門市沖の日本海の「春濁り」で見られる珍しい甲殻類や稚魚を紹介する展示が行われています。
このうち、「タルマワシ」は体長2センチほどの甲殻類の一種で、グロテスクな姿ながら水槽の中でゆっくりとふわふわと浮遊する優雅なたたずまいが特徴的です。
また、体長1センチほどのヒラメは稚魚のために体が透き通っていて、えさの赤いプランクトンがおなかの中に入っている様子を観察することができます。
水槽の中にはホウボウやハゼの稚魚も展示され、小さな魚たちが元気に泳ぐ姿に訪れた人たちは足を止めて見ていました。
海響館の久志本鉄平飼育員は「浮遊しているタルマワシや稚魚はなかなか見ることができないので、ぜひ多くの人に来てもらいたいです」と話していました。

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