ビーフカツ“不正転売” 警察が実態解明へ 2016年1月14日

  • 8 年前
ビーフカツ“不正転売”警察が実態解明へ

2016年1月14日 14:14

「カレーハウスCoCo壱番屋」を展開する「壱番屋」が廃棄したビーフカツが不正に転売された問題で、警察は14日午後にも愛知県稲沢市の産廃業者を家宅捜索し、実態解明を進める方針。

ビーフカツを不正に転売した疑いが持たれている愛知県稲沢市の「ダイコー」の従業員が14日、取材に応じたが、「社長に聞いてほしい。居場所は分からない」と話すだけだった。

県などによると、ダイコーは壱番屋が去年9月に製造し、樹脂片が混入した可能性のある「冷凍ビーフカツ」4万枚の処分を請け負った。

しかし、うち3万3000枚を廃棄せず、岐阜県羽島市の「みのりフーズ」に不正に転売した上、ウソの報告をした疑いが持たれている。

「冷凍ビーフカツ」はその後、少なくとも3つの業者に渡り、8000枚以上が愛知県名古屋市内のスーパーなどで売られたことが分かっている。

県の調査に対し、ダイコーの会長は「私が1人でやった」と話しているという。

愛知県警は悪質性が高いと判断し、廃棄物処理法違反の疑いでダイコーなど数か所を14日午後にも家宅捜索する方針。

警察は、ダイコーからビーフカツを買い取った業者から段ボール箱の任意提出を受けた。

ダイコーがどういった説明をしてビーフカツを売ったのか、その解明が焦点になりそうだ。

お勧め