警察官の職務質問技能競う 2016年02月09日

  • 8 年前
警察官の職務質問技能競う
不審者などを見かけた際に警察官が行う職務質問の技術を競う大会が大分市で開かれました。
この競技会は、若手警察官の職務質問の技能を高めることなどを目的に大分県警察本部が毎年開いているものです。
大分市の県警察学校で開かれた大会には県内15の警察署から主に交番などに勤務する若手警察官30人が参加しました。
大会は交番で勤務中の警察官が路上をパトロール中に不審な人物を発見したという想定で行われました。
参加した警察官は2人1組になって、警察官の姿を見て引き返す不審者に声をかけて職務質問を行いました。
警察官は興奮して大声を出す不審者役の警察官に対し「失礼します」などと丁寧な口調で話しかけながら、名前を聞いたり、所持品を調べたりしていました。
そしてやりとりの中で薬物の使用歴があることがわかると、1人の警察官が腕に注射の跡がないか確認を行う一方、もう1人の警察官が無線で警察署などととやりとりしながら不審者の薬物の使用歴などを調べていました。
警察によりますと、職務質問を端緒に覚醒剤の所持や窃盗の被疑者の発見などにつながるケースも多いということです。
大会に参加した別府警察署の男性警察官は「現場で冷静に対応していき、不審な点を見逃さないようにしていきたいです」と話していました。
2016年02月09日 18時45分

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