厚労省の緊急調査 6人がぼうこうがん 2016年1月22日

  • 8 年前
厚労省の緊急調査 6人がぼうこうがん
2016年1月22日 22時05分
福井県の化学工場で従業員など5人が相次いでぼうこうがんを発症した問題で、厚生労働省は同じ化学物質を扱っている全国の63の事業所を緊急で調査したところ、6人がぼうこうがんを発症していたことが分かりました。
このうち2人はこの化学物質が微量に発生する事業所で作業をしていることから厚生労働省は引き続き原因を調べています。
この問題は発がん性があるとみられる化学物質のオルト-トルイジンを扱う福井県の化学工場で作業員など5人がぼうこうがんを発症したもので、厚生労働省はこの化学物質を過去に扱っていたところも含め全国の63の事業所で緊急に調査を行いました。その結果、4つの事業所で退職者を含めて6人がぼうこうがんを発症していたことが分かりました。
厚生労働省によりますと、このうち2人は別の化学物質を製造する過程でオルト-トルイジンが微量に発生する事業所で作業をしていたということです。また、1人は調査中としています。
厚生労働省は福井のケースと比べて業務との関係性は薄いとしていますが引き続き原因を調べるとともに、相談を受ける専用の窓口を設けて対応していくことにしています。
相談窓口の連絡先は0120-519-187で、今月25日から平日の13時~17時の間で受け付けます。

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