三重 道路工事賠償訴訟で津市控訴へ 2017年06月01日

  • 7 年前
道路工事賠償訴訟で津市控訴へ
2017年06月01日 19時07分
津市が発注した道路工事の作業中に元作業員の男性が左足を切断する大けがをしたのは工事を監督していた市に責任があるとして津地方裁判所が8900万円余りを男性に支払うよう津市に命じた判決について、津市はこれを不服として控訴することを決めました。
この裁判は、5年前、津市美杉町で行われていた道路の修繕工事で作業中に付近の壁が崩れて左足を切断する大けがをした元作業員の51歳の男性が市を相手どって1億円余りの賠償を求めていたものです。
1審の津地方裁判所は5月29日、「工事を監督していた市の担当者は安全確保のための具体的な対策を指示するとともに安全が確保されるまでは工事の一時中止を指示すべき義務に違反した」などとして市の責任を認め、8900万円余りを男性に支払うよう市に命じました。
津市はこの判決を不服として名古屋高等裁判所に控訴することを決め、6月5日に開会する市議会に追加議案として提出することを決めました。
津市の建設整備課は「工事の監督は適切で判決は認めがたく遺憾だ。
議会に承認を求めて控訴していきたい」としています。
原告側の弁護士は「控訴が決まったら1審と同じように市の責任を追及していきたい」としています。




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