旧松本家住宅の特別公開 2016年11月06日

  • 7 年前
旧松本家住宅の特別公開
2016年11月06日 12時23分
明治時代に西洋のアールヌーボー様式を取り入れて建設され、国の重要文化財に指定されている北九州市の「旧松本家住宅」の秋の特別公開が行われています。
北九州市戸畑区の「旧松本家住宅」は、明治時代に炭鉱業などで財をなした実業家、松本健次郎氏が建てた洋館と日本家屋が併設する邸宅で、国の重要文化財に指定され、
毎年、春と秋に公開されています。
このうち、迎賓館としても使用されていた洋館は、東京駅や日本銀行本店などを手がけた建築家辰野金吾が設計したもので、「アール・ヌーボー」と呼ばれる曲線を
多用した柔らかみのある建築様式が採用されています。
さらに、松本氏が書斎として使っていた部屋は大胆な曲線に加えて、暖炉の壁面にあるアーチ型の張り出しに日本家屋の床の間のイメージが取り入れられるなど
和洋折衷の建築を見ることができます。
訪れた50代の女性は、「33年前にここで結婚式を挙げました。
1つ1つが本当に素晴らしい建築だと思います」と話していました。
特別公開は事前に申し込んだ人を対象に、6日午後5時まで行われます。

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