Atom: The Beginning - Episode 2

  • 2 days ago
Bewußtsein
A regular debriefing is held at the graduate school of Nerima National University. Umatarō Tenma and Hiroshi Ochanomizu are also present at this important meeting, which decides the budget of the laboratories. As they listen to the reports of the other laboratories, the rivalry between Umatarō and the innocent Hiroshi burns. While the two were away from Lab 7, there were figures sneaking in there. One of them is Ochanomizu's sister, Ran. The other is Motoko, the younger sister of Moriya Tsutsumi, the genius of lab 1. There is another big shadow creeping in as well.

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Transcript
00:00
00:27これがターゲットだ
00:30さあ、始めよう
01:00あなたの心も 君がくれた愛も
01:04取り零してしまう僕には
01:08選ばず存在
01:12何一つ間違いじゃなくても
01:17ほら、正解の証明になりやしないな
01:22名称だって無設定のノグメなログデータ
01:27まだ僕たちは水溜りの向こう
01:32ありそうだっけ? 無そうだっけ?
01:34何の解答したって知り得ない
01:37何かが溢れ出しそうだ
01:42灰と黒が頬を伝うの
01:47ほっといてね
01:58うま太郎
02:00うま太郎ってば
02:02おはようございます
02:04お茶の水さん 暗証番号を入力してください
02:08はいはい
02:09デンサイド
02:15ただいま この研究室 入室禁止です
02:20シックス 防空壕だよ
02:22お名前 所属 お願いします
02:26うま太郎のやつ またこの子のメモリをいじったな
02:30僕の名前はお茶の水博士
02:32所属は国立練馬大学ロボット工学修士
02:35第7研究室の研究生
02:37ついでにお前を作った産みの親の一人だぞ
02:40よく覚えとけ
02:42了解 データベース 称号 カード
02:47よく覚えとけ
02:49了解 データベース 称号 完了しました
02:54じゃあ入るぞ
02:56ってなんだよ
02:58天馬 うま太郎さんは 今 レム睡眠中です
03:02覚醒まで あと15分お待ちください
03:07起きろうま太郎
03:09定期報告会に遅刻するぞ
03:14よし 起きた
03:18国立練馬大学はロボット工学の分野において
03:22日本国内で最先端の研究をしていて
03:26いろいろな企業とも
03:28産学連携での授業を行っているらしい
03:32はい 結構です
03:34けれど 私にとって最も優先されるべきことは
03:39ここが宝の山であるということにほかならない
03:43定期報告会はA棟大会議室になります
03:47ありがとう
04:09ん?
04:30もちろん 宝を得るためのスリルはつきものだけど
04:39お茶の水くーん 差し入れ持ってきたわよ
04:43現在 お茶の水ひろしさんは不在です
04:47え? いないの?
04:49ふーん ああいうひもてくんはいつもならすぐ落とせるのに
04:54今回は妙に手こずるな
04:57相方の天馬くんが意外に邪魔なのよね
05:01ちょっと どこの子か知らないけど
05:04ここは小学生が入っていい場所じゃないのよ
05:08小学生じゃない
05:11え?
05:12ラン お茶の水ラン 高校二年生
05:17え? お茶の水?
05:19え? お茶の水くんの妹さん?
05:23しかも高校生?
05:26ごめんごめん ランちゃん高校のロボット部なんだ
05:35そして こっちの子がF14?
05:39なんでそんな名前つけたの?
05:41見つけたの 2月14日だから
05:44ああ フェブラリーのF ランちゃんの命名?
05:48馬太郎
05:50天馬くんが?
05:52ああ なんか納得
05:54それで 何かいいパーツは見つかった?
06:03コンパクトアクチュエーター 買おうと1個4500円するやつ
06:08ドーラギア減速器 旧式だけどフォーラムで星4つ
06:1340ミリ径冷却ファン 限定通信が足せる
06:1840ミリ径冷却ファン 限定通信型赤外線センサー
06:23アルミニウムバッテリーユニットにブースター
06:26マイクロスイッチにスイッチボックス
06:28サーボドライバー6速ギアボックス
06:31L字型時空気金具 ヘクサルビュラーの付き超極抵抗ボルト
06:35すごい
06:38おー これほぼ新品のサーボモーターじゃない
06:44廃材の山にこんな部品がね
06:47そっか ここは宝の山ってわけね
06:53ランちゃん すごい
06:57私 才能を感じる子に弱いのよね
07:01あっ すごいって言えば
07:04シックスくんだっけ ここのロボット
07:07こないだのメカシティでお手柄だったのよね
07:10知ってる?
07:12うん
07:13あんな騒ぎになったけど
07:15結局あの二人 何のお咎めもなかったばかりか
07:19特別手当までもらったんだってね
07:22そうなんだ
07:24お兄様に話したら思った通り
07:27そういえば あの二人は?
07:29知らない 来たらいなかった
07:34そっか
07:36今日は大学院の定期報告会じゃない
07:40ちょっとお覗いてくるね
07:43私は筒美もと子 ロボット工学部二年生
07:47お茶の水君とは
07:52今はまだ知らない
07:55今はまだお友達かな
08:18ランちゃん F14くん またね
08:25さすがは第一研究室ですね
08:28国内外のロボット関連企業から 聴講に来ているゲストも
08:32これを聞きに来ていますからね
08:34ん? さよ
08:36しかし筒美くんは来ておらんようだね
08:39そりゃそうか
08:41お客さんのお客さんのお客さんのお客さん
08:44お客さんのお客さん
08:46お客さんのお客さん
08:48お客さん
08:50お客さん
08:52筒美くんは来ておらんようだね
08:54彼ならば三学連携の研究に かかりきりのはずですよ
08:58何せ我が練馬大学の誇る天才ですから
09:02ねえ
09:07失敬された教授
09:10あの人は変人ですから
09:13いくら賢意とは言えねえ
09:17さすが一研
09:19この大学、いやこの日本のスーパーエリート集団だね
09:23はあ
09:25金がある奴らが考えそうなことだね
09:29しかし
09:31第一研究室は何でリーダーの筒美茉莉愛が来てないんだ
09:35え? 本当だ
09:37茉莉愛さんの姿が見えない
09:41でも本当のところ
09:43茉莉愛さんが報告会なんかに出席しなくたって
09:46第一研究室の予算が削減されることなんかないもんね
09:50ふん、気に入らん
09:52あ、そうだ
09:54そういえばあの二人
09:56何の研究してるのかしら
10:02七研七研と
10:11ベブスと
10:14え?
10:17アクチュエーターから受け取った回転エネルギーを
10:20えー、256段階で制御することによって前述しました
10:24参考例1の垂直運動の揺らぎと補正
10:28えーっと
10:30それからなんだっけ
10:32水平方向の運動エネルギーをマイナス3の値で減少させることとなりました
10:38へっ、あいつらの予算減額だね
10:42ああ、僕たちだってどうなるかわからないだろ
10:46俺たちは大丈夫さ
10:49ふん、天才だからな
10:57チーン変えたか
10:59ガード変えた
11:07え?
11:37えーっと、というわけで
11:39我々第六研究室チームの
11:41至高フラクタル処理AIでは
11:44一見無限とも思える
11:46くだらん
11:49次はいよいよ僕らの番だ
11:52緊張するな
11:57しっかりしろ、ヒロシ
11:59大丈夫だ
12:01何たって俺たちは天才なんだからな
12:04はあ、そうだった
12:10はあ、落ち着く
12:12次、第七研究室
12:15じゃあ、気合い入れていくぞ、ヒロシ
12:18おお
12:20次、七研?
12:22あれも大事だろ
12:23俺、トイレ
12:24なにそれ
12:27見てろよ
12:34立ち入り禁止
12:36あと土足禁止
12:56戦術プログラム
12:58戦術プログラム
13:00戦術プログラム
13:03戦術プログラム
13:04戦術プログラム2015にシフト
13:24要するに
13:26我々第七研究室以外の
13:28全ての研究チームは
13:30自立型人工知能の研究と言いながら
13:32蓋を開ければ
13:34起こりうる出来事を想定し
13:36それに対応するプログラムの量を
13:38ひたすら増やすことによって
13:40自立しているように見せるということに
13:42没頭しているわけです
13:44あくまで見せてるだけ
13:46そんなものを俺に言わせれば
13:48疑似、まがいもの
13:50インチキ、ペテン
13:52なんちゃって自立です
13:54マタロウ、そこまで言わんでも
13:56しかし
13:58我々第七研究室が
14:00研究テーマとしている
14:02ベブストザインシステムは違う
14:04根本的に
14:06ベブストザイン、つまり自我です
14:08自我という概念を持たせることこそ
14:10魂のない機械に
14:12真の意味での自立をもたらす
14:14唯一の手段なのです
14:16魂?
14:24自我の先にあるもの
14:26それは心です
14:28心とは
14:30優しさや思いやりや悲しみ
14:32いろいろな感情が
14:34集まったものです
14:36それらの感情というものは
14:38泣いたり笑ったり怒ったりといった
14:40行動、経験を多く積み重ねていくことで
14:42自分自身が
14:44他者に対する最適な反応を
14:46見定める指標となるわけです
14:56自分自身が
14:58自分自身が
15:00自分自身が
15:02自分自身が
15:04自分自身が
15:06自分自身が
15:08自分自身が
15:10自分自身が
15:12自分自身が
15:14自分自身が
15:16自分自身が
15:18自分自身が
15:20自分自身が
15:22自分自身が
15:24自分自身が
15:26自分自身が
15:32その上で重要なのは
15:34自己と他者をはっきり区別すること
15:36つまり自我こそが
15:38心という概念の
15:40最初の一歩なのであります
15:44その他者と自ことを結びつける
15:46心を形成する上で
15:48判断基準となるものこそが
15:50プライオリティ
15:52すなわち、自分にとって何が大切かを認識し、それを率先して守ろうとする気持ち
15:59時には、自分の身を危険にさらしても
16:03それは、愛とか情感と言い換えてもいい
16:07他者への慈しみこそが心の根幹であり、自我がその出発点なのです
16:13心を忘れてしまった科学には、幸せを求める愛がないのであります
16:20何を言っているんだ?私にはさっぱり
16:25ここはロボット工学科であって、哲学科や心理学科ではない
16:29あの二人、大丈夫かな?
16:49あなたは私の心の根幹であり、私はあなたの心の根幹であり、私はあなたの心の根幹であり、私はあなたの心の根幹であり、私はあなたの心の根幹であり、私はあなたの心の根幹であり、私はあなたの心の根幹であり、私はあなたの心の根幹であり、私はあなたの心の根幹であり、私はあなたの心の根幹であり、私はあなたの心の根幹であり、私はあなたの心の根幹であり、私はあなたの心の根幹であり、私はあなたの心の根幹であり、私はあなたの心の根幹であり、私はあなたの心の根幹であり、私はあなたの心の根幹であり、私はあなたの心の根幹であり、私はあなたの心の
17:19根幹であり、私はあなたの心の根幹であり、私はあなたの心の根幹であり、私はあなたの心の根幹であり、私はあなたの心の根幹であり、私はあなたの心の根幹であり、私はあなたの心の根幹であり、私はあなたの心の根幹であり、私はあなたの心の根幹であり、私はあなたの心の根幹であり、私はあなたの心の根幹であり、私はあなたの心の根幹であり、私はあなたの心の根幹であり、私はあなたの心の根幹であり、私はあなたの心の根幹であり、私はあなたの心の根幹であり、私はあなたの心の根幹であり、私はあなたの心の根幹であり、私はあなたの心の根幹であり、
17:49私はあなたの心の根幹であり、
18:08私はあなたの心の根幹であり、
18:19Fighting Six . . .
18:29Six . . .
18:31高速ビートパンチ !
18:33そしてインパクトアタック !
18:36最強を歌うにふさわしい機能 として搭載したこの二つ !
18:40何あれ?
18:42我々の開発したロボット
18:43A.6のアームに組み込まれた ピストン機構により
18:47このような必殺技が!
18:48おい、馬太郎!
18:49何だ?
18:50この際シックスの腕の仕組みはいいよ
18:53いや、この後の話に関連してだな!
19:18なに?
19:28ロボット…
19:33動かないでください
19:35相手、目的、乱散、可能性、高い、逃走、難しい、追跡する
19:43あれ、人間?
19:48違う、強敵
19:50乱散、守ります、僕が
19:54だから、その場にいてください
19:59後ろから離れないでください
20:13どうした?
20:39感知、不能、いった
20:43ケガ・ナイ・ランサン
20:52たく、なんだってんだ
20:56まだ俺が発表してる最中だったのに
20:59教授会の連中め、途中で打ち切りやがって
21:04もうおしまいだ
21:06研究費は打ち切られ、研究室からは退去させられ
21:10第七研究室は解体することになるんだ
21:15いや、それはない
21:17馬太郎、お前はどうしていつもそんな自信たっぷりでいられるんだ
21:23ヒロシこそ、自信がなさすぎるんだ
21:27ふぅ
21:38なんだラン、来てたのか
21:41もう帰れ、父さんがまた心配するから
21:47なんか前より散らかってねえか
21:49どういうこと、シックス
21:52あの、兄
21:54どうもこいつはまだ調子が悪いようだな
21:58よし、来い
22:02とりあえずメモリをリセットしてやるか
22:05ああ、そうだな、って
22:07ああ、扉がなくなってる
22:12あのロボットは一体何者なんだろう
22:16その頃、何かを試すかのようにシックスと戦い、そして去っていった
22:24狙いはシックス、それとも私
22:32でも、これだけは言える
22:36あの時、シックスはヒーローになった
22:40私のヒーローに
22:46おやすみなさい
23:17おやすみ
23:18おやすみ
23:19おやすみ
23:20おやすみ
23:21おやすみ
23:22おやすみ
23:23おやすみ
23:24おやすみ
23:25おやすみ
23:26おやすみ
23:27おやすみ
23:28おやすみ
23:29おやすみ
23:30おやすみ
23:31おやすみ
23:32おやすみ
23:33おやすみ
23:34おやすみ
23:35おやすみ
23:36おやすみ
23:37おやすみ
23:38おやすみ
23:39おやすみ
23:40おやすみ
23:41おやすみ
23:42おやすみ
23:44いつだって、いつだって
23:48誰じゃなきゃいい
23:51肩を並べて
23:54明日へと向かおう
23:57何だって、何だって
24:00出来るはずだよ
24:03思いのままに
24:06僕らが作り抜く
24:09未来
24:13未来
24:16未来
24:19未来
24:22未来
24:25未来
24:28未来
24:31はぁ、どうしよう
24:33どうしたの、茶ノ水君?
24:34もしかして恋の病とか?
24:36もとこさん、いえ、馬太郎が予算度外視のパーツ買っちゃったんで
24:40研究費がなくなっちゃっただけです
24:42あぁ、万年献血病の方か
24:44それならいいアルバイトしてるわよ
24:46バイト?教えてください、どんなのです?
24:48それはね
24:49次回、アトム・ザ・ビギニング
24:51それぞれの追跡
24:52ちょっと断定してみない?