橿原 古代の武器や武具を展示

  • 7 年前
橿原 古代の武器や武具を展示

奈良県内の古墳から出土した刀や甲冑(かっちゅう)など、古代の武器や武具を集めた展示会が、奈良県橿原市で開かれています。
橿原市にある、奈良県立橿原考古学研究所の附属博物館で開かれている展示会では、奈良県内の古墳から副葬品として出土した、鉄製の刀や甲冑など、あわせておよそ200点が展示されています。
このうち、甲冑は、人の体にあわせた形に作るため、当時としては高度な技術が用いられています。
同じような形のものが全国で出土していることから、大和政権が、各地の豪族に配ったとも考えられています。
また、斑鳩町の藤ノ木古墳から出土した、長さ1メートル30センチあまりの大きな刀の復元品は、ガラス玉や金銀で飾られた豪華なもので、埋葬者の地位の高さを示しています。
展示会を訪れた奈良県内の女子大学生は、「土の中からこんな武器が見つかるなんて驚きました」と話していました。
博物館の吉村和昭学芸係長は、「古墳時代の中心地だった奈良で出土した武器を見れば、この時代の武器の特徴がよく分かると思います」と話しています。
この展示会は、来月20日まで開かれています。
2017年02月09日 11時55分

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