茨城 暴力団「松葉会」が事務所明け渡し 2016年2月25日

  • 8 年前
暴力団が事務所明け渡し 守谷

茨城県守谷市で住民が立ち退きを求めていた暴力団事務所について、裁判での和解などに基づいて、市が土地と建物を買い取る手続きが終わり、24日、暴力団側が建物を明け渡しました。
明け渡されたのは、東京に拠点がある指定暴力団「松葉会」の事務所として使われていた守谷市大木にある、およそ2000平方メートルの土地と、床面積560平方メートルの平屋の建物です。
この事務所は4年前に建設され、周辺の住民が、警察や弁護士などの支援を受けながら事務所の前で抗議活動をするなど立ち退きを求めてきました。
そして暴力団側が、登記上の所有者になっている建設会社の社長に対して所有権の移転を求めた訴訟で、去年社長側が1億2000万円を支払い、暴力団側は事務所を退去するなどとする和解が成立しました。
これにあわせて、守谷市は土地と建物の買い取りに向けて予算案を議会に諮るなど手続きを進め、24日、市の支払いと暴力団側による事務所の明け渡しが完了したということです。
守谷市の会田真一市長は「地域住民や関係団体と協力したことで、暴力団を退去させることができた。
住民の不安を払拭(ふっしょく)し、安心安全を守れることができてよかった」と話していました。
守谷市では今後、この建物の活用方法について検討していくことにしています。
2016年02月25日 17時26分

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