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00:00もう
00:05風情のある街並み観光客の方もとても多いですね
00:11あっ
00:13ここですね
00:15金網辻とこちらに書いてあります
00:20失礼しまーす
00:23こんにちは取れたてからまいりました沖と申しますよろしくお願い致します
00:28これは何のお店になるんですか
00:31針金を編んだ料理道具であったりいろんなものを作っている会社になります
00:37綺麗ですね一つ一つ本当にこう細かいし輝いている
00:43辻徹さん
00:4544歳 京都で1000年以上続く伝統工芸
00:51京金網を守る若き金網職人
00:57京金網というのを初めて聞いたんですけど
00:59もうどういったものなんですか
01:01元々はそれこそ平安時代とかには神社仏閣の神事で使われるようなものとかを作ってたみたいなんですけど
01:10今の時代はもう料理道具であったりとか
01:13うちは最近こういうインテリアのものとかいろんなものを作るようになってますけど
01:18なるほどなるほど
01:19これ何ですか
01:21これはお豆腐をすくう道具ですね
01:23豆腐すくい
01:25はい
01:26ちなみにこれ丈夫なんですか
01:29そうですね皆さん3,40年平気で使っていただける
01:32平安時代にお寺の灯籠の外張りや
01:38航路などに使われていた京金網
01:40技術の発展とともに京料理を支える調理器具として愛されるように
01:47職人の手作業で丁寧に作られる金網製品は
01:54網目の美しさだけでなく丈夫さも兼ね備えており
01:58プロの料理人からも人気を集めています
02:01中でも京料理には欠かせないこちらの豆腐すくい
02:09京都ならではのある工夫が施されているようで
02:15いやーこんないい豆腐すくいですくるの初めてなのでちょっと緊張しますね
02:21はい
02:22これこうすくう時にちょっとこうしてもらうと
02:26はい
02:28豆腐にこう影が映るように
02:29あっほんとだー
02:30柄がちょっと真ん中違いますねこれ花柄のような
02:32そうですねあのーもともと豆腐って色形変えられないんで
02:35えー
02:36まあ京都人はこうすくう時にこう影で花を添えるっていう
02:39うわー
02:40考え方でこういう菊の花のものが
02:42細かい遊び心
02:44やはり美は細部に宿りますね
02:47へー
02:49じゃあちょっと撮ってみますね
02:50はい
02:51おーおーおーおー
02:54すくいやすい
02:55こう形が崩れないようにこう平らに編んでるんですよ
02:58へー
02:59へー
03:00へー
03:01へー
03:02へー
03:03柄の豆腐もいいですね綺麗にすくえて
03:05そうですね
03:06うわー素敵
03:08中心から外側に向かって菊の模様を編み込む菊出しという伝統技法
03:18職人の絶妙な力加減と指先の感覚が重要で手編みならではの技
03:26特別に作業場で強化な編み作りを見せていただきました
03:31いやものすごい速さで編み始めましたけれどもこれちょっと待ってください
03:35どこがどうなってるか私全く分からないんですけども
03:38こう針金をこう差し込んでいって
03:40差し込みましたはい
03:41で外側の釘に引っ掛けて
03:45隣と2回編んで
03:48はい
03:49はい
03:50これどこを何回編んだか分かんなくなるってことないんですか
03:53うわーないですね
03:55へー
03:56ご飯の食べ方忘れることないみたいな感じで
03:59ああもうそれぐらい
04:00それぐらいやっぱりこうずっとやってると
04:02勝手に手が動いていく感じですね
04:03そうですね
04:04全く考えてはいないっていう
04:06へー
04:07簡単にはやっぱりできないですよね
04:09難しい
04:10なかなかできたらすごいなと
04:12よかったら試してみやります
04:14ちょっと体験させていただいてもいいですか
04:16はいどうぞどうぞ
04:17はい
04:18これ商品なんで
04:19信じられてます
04:20わかりました
04:21はい
04:23はい
04:24ここですね
04:25ここで2回ですよね
04:26はい
04:271回
04:282回
04:29あれ
04:30辻さん
04:31どっちにねじってるかもう分かんなくなりますね
04:32左にねじってるかもう分かんなくなりますね
04:34左にねじってるかもう分かんなくなりますね
04:36あっ難しい
04:37言うこと聞かないです針金が
04:38辻さんがやってるのを見ると
04:39針金がすごい柔らかい糸のようにこうね
04:41スムーズにやってらっしゃるけど
04:42やっぱりこうね金属だけあって
04:43そう簡単に形がこう変わらなくて
04:44自分のこういのままに動いてくれない
04:45これほどいってもう一回やり直すってわけで
04:46いかないのか
04:47いかない
04:48針金がもうダメになっちゃう
04:49そうなんですよ
04:50そうなんですよね
04:51跡が残ってしまうんで
04:53あーなるほど
04:55どうしましょう
05:10これはねやめときます
05:15ヒヤリとしましたがまだ被害は少なかったようで
05:17these days a few people
05:19I could use it
05:22this time
05:24I'm not sure
05:26I'm not trying to work
05:28I'm not trying to start
05:30and I'm not about
05:32I'm not sure
05:34I'm not sure
05:36I'm not sure
05:38I'll put in here
05:40I'm sure
05:42I know
05:43the
05:44I've learned everything about 20 years.
05:51It's a beautiful piece of fabric.
05:57It's a beautiful piece of fabric.
05:59It's a beautiful piece of fabric.
06:04Kana-a-mits-jでは女性職人も活躍しています
06:34今では2代目として京カナアミを守り続ける辻さん
06:39しかしその道は一筋縄ではなかったそう
06:442代目でらっしゃるんですよね
06:46はい
06:46お父さんがこの仕事をやっています
06:49そうですねうちの親父が初代で
06:50僕が23年前に家業を継いだという感じですね
06:54幼い頃この仕事をやっているお父さんはどういう風に見てましたか
06:59そうですねやっぱりうち職人って朝から晩まで仕事をしているので
07:03ちっちゃい頃は実はこの仕事はすごい嫌だったんです
07:06遊んでももらえへんかったし
07:09授業参加も来てくれたことなかったし
07:11継ぐという気持ちは最初からあったわけではないんですか
07:16全くないです20歳を超えるまでは考えたこともなかった
07:19家業を継ぐという決意したきっかけは何なんですか
07:23DNAというかちっちゃい頃の幼少期の体験は
07:30この仕事が好きじゃないように感じていたんですよね
07:35子供やし
07:35でもやっぱり大人になって仕事をし始めてから
07:38やっぱりその仕事に対して
07:40そんだけ一生懸命できる仕事っていうのに
07:44自ずと惹かれていった感じですね
07:48父と子という関係ではない関係が一つ生まれたんですか
07:54そこでは
07:54いやー僕はすごい反発してましたね
07:58何回も鴨川で一人で三角ふずわりして
08:02明後日ぐらいをずっと見て
08:053,4回僕飛び出したんちゃいますか
08:08もう嫌ややめるって
08:10それでもやっぱりこう
08:12選んだからには最後までやり通したいっていう気持ちがあったんで
08:1723年やれてこえてるのかなと思うんですけどね
08:21どうですか肩を並べて一緒にかなり職人をやっていて
08:23肩を並べてて
08:26親父にまだまだ技術では肩を並べられることはできてないんですけど
08:30父と一緒に仕事できるっていうのは嬉しいことかなと思いますけどね
08:35実は高校卒業後
08:39洋服店で働いていた辻さん
08:41出来上がったものを仕入れて売るという仕事から
08:46自分の手で物を生み出す仕事に取り組みたいと思うようになり
08:51家業を継ぐことを決意
08:52まあ夫婦ともどもびっくりですよ
09:02仕事を覚える内容はね
09:06まあたくさんありすぎて無理かなと思ってたんですけど
09:12まあいろんなところで頭を打ちながら
09:15感覚で吸収して
09:17それを新商品に反映させていくと
09:21そういう風にこうパトンタッチしていければ
09:24私は十分満足しています
09:28衝突を繰り返しながらも
09:33時代にとらわれず
09:34暮らしに寄り添うものづくりを続けたい
09:37という思いによって
09:39伝統技術がより深く受け継がれていることを
09:44私は知りませんでした
09:46生きがいなんかなと
09:57作って買ってもらえるまでもそうなんですけど
10:02こういうものづくりの事業を通して
10:04京都とか例えばいろんなところに貢献できるっていうのが
10:08僕のものづくりの今は生きがいなんかなと思います
10:12日本のそして京都の発信の一つでもありますもんね
10:16この作品がね
10:17そうですね
10:17やっぱりお客さんがこんなものあったら
10:19もっと便利だなとか
10:21こんなものを使いたいなっていうものづくりを
10:23これからもしていけたらなと思ってますけどね
10:25ご視聴ありがとうございました
10:31ご視聴ありがとうございました