ラップで廃校阻止!北星余市・生徒会長の激闘486日

  • 7 年前
20170715 BS TBS サタデードキュメント

高校中退者や不登校の生徒を受け入れている北海道・余市町にある北星余市高校。生徒会長の「ビアン」こと小林毘鞍(びあん)さんは、メッセージ性の強いラップが全校生徒の心をとらえ、学園祭の人気者になった。おととし12月、学校が生徒の減少で廃校の危機に瀕していると報じられ、生徒たちは大きなショックを受けた。「1人でも多くの新入生を獲得したい」と願う校長の依頼で、ビアンは、北星余市高校の教育をテーマにした新作のラップを作ることに…。ビアンのラップは様々なメディアに取り上げられ、なんと、カラオケになるほどの反響を呼んだ。また、自分たちで撮影したラップのプロモーション映像も、制作プロダクションの協会が主催するコンテストで最優秀賞を獲得。学校の救世主となったビアンだが、3年生の秋、最後の学園祭を前にして、大きな試練が訪れる。夏休みにアルバイト先で酒を飲んでいたことが発覚し、謹慎処分を受けたのだ。学園祭を生徒会長として仕切ることができなかった悔しさを抱えながら、ビアンは生徒会の他のメンバーたちと話し合いを持った。議論は白熱し、「お前は自分の感覚が正しいと思っている」「人の意見を聞き入れない」。思いがけず厳しい言葉を浴びたビアンは…。「自分を否定してくれるヤツらで良かった…」 3月の卒業式、仲間と学校への感謝を込め、ビアンは高校生活最後のラップを熱唱した。そして4月、北星余市高校は、学園理事会が存続の絶対条件とした70人を上回る、73人の新入生を迎えた。輝きと苦悩に満ちたビアンの486日の奮闘記だ。

【制作】
HBC北海道放送

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