20140203高速道路でもイノシシに注意　福島

高速道路でもイノシシに注意
福島県内の高速道路では、走行中の車がイノシシと衝突する事故がことしに入ってからすでに３件、起きており、警察はドライバーへの注意を呼びかけています。
福島県警察本部によりますと、福島県内の高速道路で車がイノシシと衝突する事故が相次いでいます。去年１年間では１１件の事故が起きていて、ことしもこれまでに南相馬市の常磐自動車道やいわき市の磐越自動車道であわせて３件の衝突事故が起きています。
福島県によりますと、震災と原発以降、避難区域に人がいなくなり、イノシシが繁殖しやすい環境になったことや駆除が追いついていないことなどから、イノシシの数が増加しているものとみられています。
また、沿岸部や会津地方でも目撃されるなど、行動範囲が拡大しているということです。
浜通り沿岸部の各警察署によりますと、高速道路以外でのイノシシと車の衝突事故も去年１年間に少なくとも１７件確認されているということです。
県警察本部では「夜間の走行は速度を落とすとともに、ヘッドライトの向きをこまめに切り替えるなどイノシシの出現には注意してほしい」と呼びかけています。
02月03日　09時54分