• 11 年前
JNNドキュメンタリー@にっぽん 2013.2.10。(TUF制作)

有機農業を営む菅野さん一家は、福島県二本松市東和地区に暮らしている。この場所は、東京電力福島第一原発から約50キロのところにあり、全村避難を強いられた飯舘村とは車で30分ほどの距離だ。東和地区は、避難地域ではないが、それでも集落の所々には空間放射線量が周辺より高い場所が存在した。その環境の中で菅野さん一家は、地区の人たちと一緒に農業を続けていた。地区に有機農業を広めてきたリーダーでもある菅野さんは、地震あとの混乱の中でも「安全な米作り」を目指して、有志の研究者と力を合わせて試行錯誤を繰り返えしていた。そんなある日、菅野さんは決意に満ちた表情でこう言った。「二年目のコメ作りを見ていてほしい」と。首都圏に電力だけでなく、食料を供給し続けてきた福島県。原発事故のあと、懸命に「安全なコメ」を作る努力を続ける菅野さん一家に密着した。

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