浜岡原発東2kmに2.8mの隆起跡「国想定と別の断層」産総研調査

  • 12 年前
藤原治(産総研 活断層・地震研究センター主任研究員)
過去の地震によって一気に2.8メートル隆起した跡をつきとめる。
藤原氏はこれまでに見つかっていない隆起をもたらす
活断層が近くにあることを示すものだと指摘する。
この場所は浜岡原発からわずか2キロ余り。

2キロ東側に2.8メートル隆起跡 産総研調査
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/denryoku/list/201105/CK2011052302000104.html
http://megalodon.jp/2012-1029-1140-06/www.chunichi.co.jp/article/feature/denryoku/list/201105/CK2011052302000104.html
段丘の各地点を調べると、5000年前に最大2.7メートル、
2400年前には最大2.8メートル、1000年前には最大1.6メートルの海底が
大地震によって一度に持ち上がり、現在の段丘を形成していることがわかった。
度重なる隆起について、同研究所の藤原治主任研究員(地質学)は
「国の中央防災会議が想定するタイプの東海地震とは別の活断層があり、
1000年周期で局地的に大きくずれている」と解説。
地震予知連絡会会長などを歴任した大竹政和・東北大名誉教授(地震学)は
「断層の角度と規模によっては、浜岡原発に揺れとずれの両面で
影響を及ぼしうる」と指摘する。

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