オリンパスの社員が社内の不正を通報したあとに異動を命じられたことを巡って会社側と争っている問題で、異動を取り消す判決が確定したあとも適切な対応を取らないのは不当だと主張して、社員が会社に対し損害賠償を求める訴えを新たに起こしました。
オリンパスの社員、濱田正晴さん(51)は社内に不正があると内部通報の窓口に伝えたために不当に異動させられたとして、4年前に裁判を起こし、ことし6月、訴えが認められて、異動を取り消す判決が最高裁判所で確定しました。
その後、会社からは子会社への「転籍」や「出向」を提示されているということで、濱田さんは「司法の判断を無視したものだ」などと主張して、会社に1500万円の損害賠償を求める訴えを3日、東京地方裁判所に起こしました。
濱田さんの弁護士は「子会社への異動を求めるのは、不正を通報したことへの報復としか考えられない。改めてきっちりとした法的判断を求めたい」と話しています。
これについてオリンパスは「本人とは調整の場を十数回持っているが、合意に至るのに時間がかかっているなかで、訴えが起こされたことは残念だ。訴状が届いていないので、詳しいコメントは差し控えたい」というコメントを出しました。
オリンパスの社員、濱田正晴さん(51)は社内に不正があると内部通報の窓口に伝えたために不当に異動させられたとして、4年前に裁判を起こし、ことし6月、訴えが認められて、異動を取り消す判決が最高裁判所で確定しました。
その後、会社からは子会社への「転籍」や「出向」を提示されているということで、濱田さんは「司法の判断を無視したものだ」などと主張して、会社に1500万円の損害賠償を求める訴えを3日、東京地方裁判所に起こしました。
濱田さんの弁護士は「子会社への異動を求めるのは、不正を通報したことへの報復としか考えられない。改めてきっちりとした法的判断を求めたい」と話しています。
これについてオリンパスは「本人とは調整の場を十数回持っているが、合意に至るのに時間がかかっているなかで、訴えが起こされたことは残念だ。訴状が届いていないので、詳しいコメントは差し控えたい」というコメントを出しました。
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