菅首相、消費税率引き上げで負担軽減策

　「所得の低い人に負担はかけない。そのためには、例えば年収３００万、４００万以下の人には、かかる税金分だけ全部還付するという方式、あるいは食料品などの税率を低い形にする方式で、普通に生活している人には過大にかからないようにする」（菅首相）

　菅総理は街頭演説でこのように述べた上で、「そういう仕組みを含めて、自民党とも、場合によっては公明党や新しくできた党とも話し合いたい」と訴えました。

　また菅総理は、財政破綻をしたギリシャを例に挙げて、「消費税のことを言ったら、選挙で負けると多くの人が言う。でも財政破綻をきたした国は、弱い人が切られる」と述べて、消費税率の引き上げをめぐって、超党派による議論を呼びかけたことに理解を求めました。（30日20:35）