前田主任検事を証拠隠滅容疑で逮捕

  • 14 年前
証拠を改ざんしたとされるのは大阪地検特捜部の前田恒彦容疑者(43)です。前田容疑者は、厚生労働省の村木厚子(54)元局長が無罪となった郵便不正事件を担当していました。

 大阪地検によりますと、前田主任検事は証拠物として押収されたフロッピーディスクのデータを書き換えたことを認めたということです。

 「もしこういうことが起こるならば、何を頼りにしていいかわからない」(厚労省・村木厚子元局長)

 「(Q.改ざんはあった?)あったと思います。6月1日が6月8日に。これからの裁判に大きな影響を与えると思う」(鈴木一郎弁護士〔上村被告の弁護人〕)

 疑惑の発覚を受けて捜査チームを立ち上げた最高検察庁は、証拠隠滅の疑いで前田検事を逮捕しました。

 前田検事は、小室哲哉プロデューサーによる詐欺事件などの捜査でも主任を務めるなど、特捜部ではエース的存在とされていました。

 最高検では今後、押収する書類の分析を進めるとともに、捜査に関わった他の検事からも事情を聴き、証拠改ざんの詳しい経緯を調べる方針です。

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