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航空業界の歴史的な節目として、スタートアップ企業Dawn Aerospaceは、コンコルド以来初の民間超音速飛行の成功を発表しました。

2024年11月12日、無人試作機Mk-II Auroraは音速の壁を突破し、マッハ1.1に到達しました。このミッションは、ニュージーランド南島のクック山付近で実施されました。

飛行中、航空機は驚異的な高度**25.14 km(82,500フィート)**に到達し、20 kmをわずか118.6秒で上昇するという速度記録を樹立しました。この記録は、1970年代に改良されたF-15戦闘機が記録した時間を4.2秒上回るものです。

Mk-II Auroraは単なる技術的偉業にとどまらず、後継機であるMk-III Auroraの開発に不可欠なテストプラットフォームでもあります。この次世代スペースプレーンは、使い捨ての「第2ステージ」を搭載し、より大きなペイロードを宇宙に運ぶ能力を持つ予定です。最終的には、最大250 kgを低軌道に投入することを目標としています。

Dawn Aerospaceの野望の1つは、高度100 kmに1日2回飛行可能な航空機を開発することです。これは、宇宙へのアクセスを大きく変革する偉業となるでしょう。また、Mk-II Auroraを、専用空域ではない空域で運航可能な航空機として認証し、わずか1,000メートルの滑走路で離陸できるようにする計画も進めています。

「ロケット性能を持つ航空機」と称されるMk-II Auroraは、宇宙ミッションをよりアクセスしやすく、持続可能にする技術革新の証です。

写真とビデオ: X @DawnAerospace






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