中国は、新しい大型ドローンFP-985を発表しました。このドローンは、ソビエトの航空機Antonov An-2の設計に触発され、ピストンエンジンを搭載しています。
このドローンは、Flyingpan社のエンジニアによって開発され、An-2の要素を取り入れて高度な無人航空機を作り上げました。
An-2やその中国版であるShifei Y5Bは両方とも複葉機ですが、FP-985は単葉機として設計されており、1枚の翼が特徴です。また、FP-985にはパイロットのための操縦席がなく、地上からのみ制御される点も異なります。
FP-985の最大離陸重量は5700 kgで、2000 kgのペイロードを運ぶことができます。巡航速度は200 km/hに達し、最大高度7500メートルでの飛行が可能です。
これはAn-2を基にした初のドローンではなく、2018年には中国がShifei Y5Bを基にしたFP-98を発表しています。
専門家は、これらのドローンが物流や捜索救助作業の分野で新たな可能性を開くと考えています。
FP-98はY5Bと同様に、離陸には専用の滑走路を必要とせず、比較的平坦な地表の数百メートルで十分です。
このモデルには、自動操縦システムとリモートコントロールシステムが搭載されており、自動離着陸プログラムも備えています。
最近では、ナゴルノ・カラバフの紛争において、アゼルバイジャンがAn-2の改良型バージョンを使用しました。これらのドローンは、パイロットが脱出後に無人機として操作され、アルメニアの防空網を突破するために使われました。
出典: mil.in.ua 画像: Flyingpan
Category
🤖
テクノロジー