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おととし、由利本荘市で4歳の娘を殺害し殺人の罪に問われた母親に、秋田地方裁判所は「眠って抵抗できない4歳の幼い娘の命を実の母親に奪われたことは重大だ」と指摘し、懲役2年6か月の実刑判決を言い渡しました。

由利本荘市の無職、小笠原沙織被告(34)はおととし7月、車を運転中に助手席で眠っていた当時4歳の娘を殺害したとして殺人の罪に問われました。

これまでの裁判で小笠原被告は起訴された内容を認め、検察は懲役5年を求刑していました。

10日、秋田地方裁判所で開かれた裁判員裁判で、柴田雅司裁判長は「犯行当時、心神耗弱の状態だったことが認められ、精神障害が犯行に影響を及ぼした」と指摘しました。

そのうえで「犯行直前まで殺害を迷っていたことからすれば、実際に犯行に至るまでにその考えを打ち消すことができたはずだ。

眠って抵抗できない娘の上半身を刃物で刺し、4歳の幼さで実の母親に命を奪われたことは重大だ」として、懲役2年6か月の判決を言い渡しました。

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