映画『パパとムスメの7日間』

  • 5 年前
映画『パパとムスメの7日間』予告編
『太秦ライムライト』の落合賢監督がベトナムで撮り上げた新作『パパとムスメの7日間』。

ベトナムやハリウッドで国際的に活躍する落合賢監督が、2007年、舘ひろしと新垣結衣のコンビでテレビドラマ化され人気を博した五十嵐貴久著の小説『パパとムスメの7日間』を、設定をベトナムに変えて2018年に映画として製作・監督した本作。

昨年末にベトナムで公開されるや否や、同時期公開のハリウッド大作『アクアマン』を押さえ、ボックスオフィス1位。2016年に同じく監督した『サイゴン・ボディガード』もベトナムで大ヒットしており、2作続けての快挙。

本作『パパとムスメの7日間』では、ベトナムのヒットメーカーといわれるチャーリー・グエン・プロデューサーが参加。落合監督自身もプロデューサーを兼ね、『サイゴン・ボディガード』で主演したベトナムを代表する名優タイ・ホアと再度タッグを組み、更に人気女優のケイティ・グエンを抜擢したことで公開初日から大入り。公開5日間で約50万人動員し、興行収入は約400億VND(1.9億円)を突破した。

『太秦ライムライト』では、孤高の斬られ役、福本清三を主役に、映画界での時代劇の現状、決して主役ではないが映画界を支える無名の名優をスクリーンに映し出した落合監督。今回の『パパとムスメの7日間』では、“父親と娘”という日本でもベトナムでも普遍的な関係に、現在のベトナムでも社会問題になっている“大人の子供化”という原作には無いテーマをコミカルに盛り込み、日本人にもベトナム人にも楽しめるハートフルなファミリー・コメディに仕上げた。
2019年11月17日公開

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