“いじめ自殺”説明会も 従来の説明に終始

  • 5 年前
4年前、茨城県取手市で当時中学3年生の女子生徒がいじめを苦に自殺した問題で、市の教育
委員会は22日夜、県の調査報告書に関する説明会を行った。
この問題は2015年、取手市の中学3年生の女子生徒が、「いじめられたくない」などと書いた日
記を残し、自宅で自殺したもの。
市の教育委員会は当初、「いじめはなかった」と判断していたが、遺族側が調査を求め、県の調査
委員会は今年3月、いじめと自殺は因果関係があり、学校や市の対応に問題があったと結論付け
た調査結果を発表していた。
これを受けて市の教育委員会は22日夜、遺族や保護者らに対する説明会を行ったが、当時はい
じめ防止対策推進法に対する理解が甘く、いじめと判断できなかった、とする従来の説明に終始し
た。
亡くなった女子生徒の父親「あなたがたは変わってない。何ひとつ変わってない。がっかりした」
亡くなった女子生徒の母親「誰が処罰を受けてるんですか。おかしいじゃないですか」
また、教職員の処分について市の教育委員会は、「処罰の権限は県の教育委員会にある」とし
て、処分の有無や期間についての明言を避けた。

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