槇原敬之 MILK 歌詞付

  • 9 年前
こんなに遅く訪ねてごめん
なんとか一人でやってみたけど
どうしてもうまくいかなくて
とても とても怖くなってしまった

人に負けないものが僕には
一つだけ でも一つしかなくて
必死にそれを守ってきたけど
あきらめそうになったんだ

大人になってくるとなぜか
素直になるのが難しいね
「僕も同じ」と微笑んで
泣けばいいよと言ってくれた

不器用な君の手のひらが
僕の背中で暖かいから
凍りついた気持ちとけだして
涙が止まらないよ

黒いランドセルにボロボロの
勇気と正義を詰め込んで
泣きそうにドアを開けたらすぐ
机の下ひざを抱えてた

「男は簡単に泣くんじゃない」
暖かいミルクをくれた笑顔
誰かによりかかりいつの間にか
眠った頃が懐かしい

自分と違うことをしてる
人をうらやんだりしたけど
やっぱり僕は僕だから
ダメな自分も好きにならなくちゃ

パジャマ姿で送ってくれる
サンダルの音と「がんばれよ」の声
暖かいミルクみたいだね
胸に染みこんでくる

月も桜を揺らす風も
もう僕の前 通り過ぎないから
明日はきっと今日よりも
いい日に決まっている

君がいて 良かった

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