長女に売春させた母親「金目的で生活費に」(長野県)

  • 13 年前
長野県で、実の母親(45)が長女に売春をさせて逮捕された事件で、母親は警察の調べに対して、長女を売春させた動機について「金目的で生活費に充てていた」と供述していることがわかった。 この事件は、南信地方に住む派遣社員の母親が今年1月、義務教育を受ける自分の長女を知人の男に現金2万円から3万円で紹介し、売春させたとして、児童福祉法違反の疑いで逮捕されたもの。知人の男は、児童買春の疑いで逮捕された長野・伊那市の無職・小塩昌一容疑者(72)で、4日に中国から中部国際空港に戻ってきたところを逮捕された。母親と小塩容疑者は不倫関係にあり、2人とも容疑を認めている。母親が商業施設の駐車場まで長女を送り、小塩容疑者に引き渡していたという。その後、地元のホテルでわいせつ行為をしていた。 小塩容疑者は家族と暮らしていて、近所の人も「人柄はごく普通の真面目な方。本当にそんな人だったかという気持ち」「びっくりする。普通の人でどっちかと言えばお人よしな人」などと、今回の事件に驚きを隠せない。 警察の調べによると、長女と同居していた父親は、母親が売春させていた事実を知っていたが、止められなかったという。暴力などでの強要はなかったとみられている。 母親は、数年前から複数回、小塩容疑者を相手に長女に売春させていて、長女の学校関係者が7月に届け出たことで発覚した。04年から学校では虐待の通告義務が強化されていたが、長野県教育委員会・心の支援室の小林善一室長は「虐待が疑われる場合には、様子の変化を見て対応するよう取り組みを徹底している。学校だけでは見えなくなってきている。地域で、多くの目で守り、支える仕組み作りが必要」と話している。 長女は警察の調べに対し、行為は嫌だったと話しているという。

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