イタリア、カタールに先進的な強襲揚陸艦を引き渡し

イタリアの造船会社**フィンカンティエリ（Fincantieri）**は、カタール海軍に最新鋭の強襲揚陸艦「アル・フルク（Al Fulk）」を正式に引き渡しました。

この引き渡し式は、ラ・スペツィアのムジャーノ造船所で行われ、同造船所のフィンカンティエリ施設で艦艇の最終仕上げが行われました。

戦略的パートナーシップ
引き渡し式には、カタール首長国海軍のアブドラ・ビン・ハッサン・アル・スライティ参謀長少将や、イタリア海軍人事部門長のアンドレア・グエッロ副提督など、両国の重要人物が出席しました。このプロジェクトは2016年に開始され、防衛と海洋技術の分野における両国の戦略的協力を象徴しています。

造船業界の画期的な事例
建造契約は2016年に締結されましたが、艦艇のキール敷設は2021年6月に行われました。その後、わずか2年で建造が完了しました。「アル・フルク」は2023年1月24日に公式に進水し、2024年5月には海上試験が開始されました。すべての試験を成功裏に終えたこの艦艇は、カタール海軍の艦隊に加わる準備が整いました。

出典： フィンカンティエリ公式LinkedIn。写真と動画：X @Fincantieri。