病気やケガで救急搬送される際、受け入れ先の病院が見つからない、いわゆる「たらい回し」が後を絶たない中、先月、奈良県生駒市でも、救急搬送された63歳の男性が6つの病院に受け入れを断られ死亡した。再び起きてしまった病院の「たらい回し」。最後に患者を受け入れたのが大阪府の野崎徳洲会病院。生駒市では救急医療の空白を埋めるため徳洲会を指定管理者とする市立病院の建設を計画しているが、医師会は今の医療体制で十分だとこの計画に反対している。救急医療の空白を埋めるために建設される生駒市立病院がなぜ反対されなければならないのか?