• 10 months ago
三重県松阪市は、救急車で搬送されても入院に至らなかった場合、7700円を徴収すると発表しました。有料化の背景には何があるのでしょうか?

■松阪市「出動件数がこれ以上増えると限界を超える」

 53歳の女性が自宅のテレビの配線がうまくいかなかったため、救急隊にやってもらおうと消防署に電話したという例や、34歳の女性が新聞紙で右手の中指を5ミリほど切ってしまったため、救急車を呼ぼうとした例もありました。

 年々、救急車の出動件数が増加するなか、こうした緊急性のない出動要請や消防に関係のない「不要不急の通報」が負担となっています。

 そんななか、松阪市は6月から市内の3つの病院に救急搬送されたうえで、入院に至らなかった軽症患者から7700円を徴収すると発表しました。

松阪市 担当者
「救急車の出動件数がこれ以上増えると限界を超え、助かるはずの命が助からなくなってしまいます。皆様にはご理解いただきたいと思います」

■軽症でも緊急性が高い場合は“徴収の対象外”

 街の人はどう思うのでしょうか?

賛成派の人
「僕は賛成かな。ポンポン救急車を呼ぶ人も多いと思う」

反対派の人
「ちょっと高いと思うので反対です」
「7000円は高いかなと思います。お金が高いと(救急車を呼ぶのを)ためらっちゃうんじゃないかな」
「3000円なら」

 ただ、食べ物をのどに詰まらせたなどの軽症でも緊急性が高かった場合などは医師の判断で徴収の対象外になります。

(「グッド!モーニング」2024年1月24日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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