東芝不適切会計問題 歴代トップ辞任 第3者委、組織的関与強調

  • 9 年前
不適切な会計処理問題を受け、東芝は、21日付で歴代3社長が辞任した。
田中久雄社長は「株主の皆さまはじめ、全てのステイクホルダーの皆さまに対し、心よりおわび申し上げます」と謝罪した。
田中社長は、問題の責任は「わたしをはじめとする経営陣にある」と述べたものの、会計操作を意図的に指示したかどうかについては否定した。
不適切な会計処理問題を調査していた第3者委員会が、経営トップの組織的な関与を認定したことを受け、西田厚聡(あつとし)相談役や、佐々木 則夫副会長、田中久雄社長の歴代3社長らが、21日付で辞任し、室町正志会長が、9月下旬に予定される臨時株主総会まで、社長を兼務するという。
社外取締役や、専門家でつくる「経営刷新委員会」を設置し、再発防止策を着実に実施するとしている。
その後、会見した第3者委員会の上田委員長は「日本を代表する大手の会社が、こんなことを組織的にやっていたということで、衝撃を受けた」と述べた。
第3者委員会の報告書は、1,500億円を超える不適切な会計処理の原因として、東芝の内部統制が機能しなかったことや、利益至上主義の企業風土などを指摘している。

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