宇宙時計!

  • 14 年前
 2010年9月、ドイツのケルンで第18回ITVAフェスティバルが開かれ、P.O.S.カテゴリーにおいて、ブロンズを受賞した腕時計CM作品です。
 フォルティス社が作成したこの作品は、フォルティス社製腕時計である、B42コスモノートクロノグラフをテーマに、ISS国際宇宙ステーションのズベズダサービスモジュールで撮影され、第19次クルーとしてISSに滞在中のISSコマンダーでもある、ゲナディ・パダルカ宇宙飛行士が出演しています。
 ITVAとは、国連より世界で2番目に承認された NGO(非政府・民間団体)で、世界各国の企業商品宣伝映像を応援する国際企業映像協会のことで、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツなど、世界の主な国が加入しています。
 ラテン語で“ストロング(強い)”を意味する、フォルティス社は、1912年にヴァルター・フォグトにより、スイスのグレンシェンに設立され、半回転ローター式の自動巻を発明した発明家ジョン・ハーウッドとの共同開発により、1926年に、世界初の自動巻腕時計を販売した会社です。
 コスモノートクロノグラフとは、宇宙飛行士専用機械式自動巻クロノグラフのことで、1994年にロシアのガガーリン宇宙飛行士訓練センターのオフィシャルウォッチに認定され、ソユーズ宇宙船、ミール宇宙ステーションで使用されました。その時、自動巻クロノグラフとしては世界で初めて、宇宙で使用されました。
 それ以来フォルティスの腕時計は、ガガーリン宇宙訓練センターから飛び立つ宇宙飛行士の公式装備品としてロシア宇宙庁より支給され、ISS国際宇宙ステーションやソユーズ宇宙船や使用されています。