ラマナ・マハルシ シュリー・アルナーチャラへの五連の詩

  • 14 年前
SRI ARUNACHALA PANCHA RATNAM(アルナーチャラ・パンチャラートナ)

人それぞれの理解に従って、神の三つの面がある。それはサット(存在)・チット(意識)・アーナンダ(至福)である。サットという面は、存在への絶えざる探求と至高者の中でのその個体の消滅の後に、存在の本質の中で安息すると言われるジュニャーニによって強調される。
チットという面は、心を安定させるために呼吸の制御に努力し、その後で、すべての方向を照らす一つの光として神の栄光(存在の意識)を見ると言われるヨーギーにとってのものである。
アーナンダの面は、神の愛のネクターによって興奮させられ、至福の体験の中で自らを消滅させた帰依者にとってのものである。これから離れる気にならなくて、彼は永遠に神の中に吸収されたままとどまる。
四つのマールガ、カルマ、バクティ、ヨーガ、ジュニャーナは相互に排除するものではない。しかしそれぞれは、もっぱらその素質に応じて求道者に容易に訴える神の固有の側面の観念を伝えるために、古典的著作の中で分離して記述される。この賛歌は短いけれども、圧縮されたものであり、学習的にも哲学者にも関心を引くものとして展開可能である。

Oh Arunachala siva!

ラマナ・マハルシの言葉 (単行本)
ラマナ マハルシ (著), アーサー オズボーン (編集), Ramana Maharshi (原著), Arthur Osborne (原著), 柳田 侃 (翻訳)

お勧め