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00:00Oh
00:13米津健史 世代を超え愛される日本を代表するアーティストだ
00:21歌手としてデビューする前から米津はもう一つの名前を持っている
00:318
00:388として米津は歌わない コンピューターに歌わせる曲を作り作品を投稿するときの名前だ
00:51使うのは 初音ミク
00:55青緑の髪をした少女のキャラクターでもあり 歌詞と音階を入力して歌わせるソフトの名前でもある
01:10楽器を弾けなくても誰もが歌を作ることができる
01:152007年の誕生以来 世界中のユーザーがこのソフトで音楽を作ってきた
01:27その名はアメリカや中国など海外にもとどろく
01:33開発したのは北海道の小さなベンチャー企業と大手楽器メーカーの技術者たち
01:47これは音楽の世界に革命を起こした人間たちの熱きドラマである
01:55武漢オス
02:04武漢オス
02:07武漢オス
02:09The wind in the middle of the wind
02:16The silver in the middle of the sea
02:21Everyone is where to go
02:25I can't be able to see you
02:31The sun is shining
02:36The Venus in the middle of the sea
02:40Everyone is where to go
02:45I can't be able to see you
02:50The moon in the middle of the sea
02:53I can't remember the moon
02:55The people are watching the sky
03:00I'm looking at the sky
03:01I'm looking at the sky
03:05And are you
03:12The silver in the sea
03:14新プロジェクトX挑戦者たち、今日の主役は初音ミク、電子の歌姫なんですが、実はその正体はパソコンで音楽が作れるソフトウェアなんですよね。
03:42どういうことかと言いますと、このようにメロディーと歌詞を入力して並べていきますと、
03:58というように自分が考えたオリジナルの曲を歌わせることができるんです。
04:14低い音も高い音もラップでもロー曲でもできちゃうわけなんですよね。
04:18この開発の裏には技術者や地方のベンチャー企業の熱い思いがありました。
04:2690年代後半、音楽産業は流勢を極めていた。
04:37小室哲也がプロデュースしたアーティストがヒットを連発。
04:50東京の大手から発信される音楽に日本中が熱狂していた。
04:56その盛り上がりに全く無縁な音楽ソフト会社が北海道にあった。
05:12従業員はたった3人。
05:16売っているのは様々な音を集めたCDだった。
05:20立ち上げたのは伊藤博之。30歳。
05:38子供の頃から大の音楽好き。
05:43部屋にこもり、コンピューターで日々曲を作っていた。
05:50出身は北海道の東にあるしべちゃ町。
05:58人より牛が多いと言われる町だ。
06:06友人の中にはミュージシャンになると東京に行った者もいた。
06:12しかし、うまくいかない姿を見て北海道に残ることにした。
06:24大学の事務員として働きながら始めたことがあった。
06:29当時はインターネットがなかったので、カタログを送ってくださいみたいなお手紙を世界中からいただきました。
06:40作った音の素材を海外と分通しながら郵送で売っていた。
06:46無名の自分の音でも作曲に使ってくれる人が世界にいる。
07:02コンピューターやネットはすぐに進化する。
07:05そうすれば、誰でも音楽を作り、世界中に発信できるようになるのではないか。
07:20伊藤は勤めていた大学を辞め、音の素材を売る会社を始めた。
07:26アマチュアのクリエイターの中央に縛られない音楽のシーンが日本で生まれるんじゃないのかなという期待はあって、
07:53そこのクリエイターの皆さんに提供することで、
07:59より新しい創作の可能性を広げていけるのかなと。
08:11伊藤が販売する効果音は曲作りに役立つと評判を呼んだ。
08:17有効していた携帯電話の着メロ事業にも進出。
08:263人だった社員は20人に成長した。
08:30会社を始めて7年後。
08:42伊藤は取引先との打ち合わせの時、頼まれた。
08:47ある音を聞いてみてくれないか。
08:56流れてきたのはコンピューターの声。
08:59歌詞とメロディーを入れると機械が歌う歌声合成ソフトだった。
09:16今まで聴いた中では非常にナチュラルに歌ってくれるソフトウェアだったので、
09:21技術を聴いて、これはなかなかいいですよってことね。
09:29開発したのは静岡にある総合楽器メーカー。
09:38数々の楽器をコンピューターで再現してきた会社だ。
09:47歌声合成の部署はたった4名だった。
09:54研究を始めたのは藤井。
09:56機械の歌では感動させるのは難しい。
10:03と言われていたが、押し通した。
10:08自分が歌うことができる歌とか、歌声とかってかなり限られてるし、
10:14ただ自分がこんな歌を表現したとか、音楽を表現したいんだって言ったときに、
10:20出せる手段ってないじゃないですか。
10:23開発のリーダーはケンモチ・ヒデキ。
10:32クラシック好きで、京大工学部卒の移植の経歴。
10:36自分にしかできないと意気込んだ。
10:44一番の根底は、技術的な興味かなと思うんですよ。
10:50人間のものだと思っていたものが、コンピューターでも実現できるという、
10:54そういう世界というのは、ワクワクしているわけですね。
10:57課題は、歌詞が聞き取りづらいこと。
11:05音と音のつなぎ目、特に、詩音が難しかった。
11:18剣持ちはスムーズにつながるようにするため、音を分析。
11:235ヶ月後、突き止めた。
11:322文字の言葉は、5つのパーツに分けると、滑らかになる。
11:39朝。
11:445ヶ月かけて2文字って。
11:46でも初めて、そのシーンができたときは、嬉しかったですよね。
11:57開発を始めて2年。
12:03ようやく、歌声合成ソフトに、1曲歌わせることができた。
12:09書き直した手紙は、まだ僕のポケットの中。
12:25車内には、面白いと言ってくれる人もいた。
12:29しかし、これなら、人が歌った方が早い、と、製品化は不採用になった。
12:43がっかりはしますよね。
12:46開発してきたものが、無駄になってしまうのは、嫌だなぁ、みたいなのは。
12:52剣持ちは、伊藤に。
12:55この技術は、世に出ないかもしれない。
12:59そう伝えた。
13:03しかし、音の素材を、何百種類も扱ってきた伊藤。
13:09もったいないと思った。
13:14この歌声には、必ず需要があると踏んだ。
13:23私が、販売を担当しましょう。
13:29歌詞とメロディーをつけるっていうことが、可能になって、歌物っていうジャンルができるから、打ち込みの世界の中で。
13:40だって、人の声を作れるんですよ、なんか、家で。
13:45技術の剣持ちと、音の勝者、伊藤。
13:54消えかけた未来は、首の皮一枚、つながった。
13:59ゲストにお越しいただいています。
14:05初音ミクの開発に携わった、剣持秀樹さん、そして伊藤博之さんです。
14:10よろしくお願いいたします。
14:10よろしくお願いいたします。
14:12どうぞお掛けください。
14:14よろしくお願いします。
14:14コンピューターで音楽を作るのが、趣味だったって、こういうことですけど、楽器を極めるバンドに行こうっていう感じではなかったんですか?
14:24ああ、楽器って1個しか音出ないじゃないですか。1個っていうか、ギター、ギターしか出ないし、コンピューター使うと、ドラムもバイオリンもギターも、いろんな音色を出すことができて、自分で好きな音を作ったりとかっていうのが、なんか、趣味で、好きでやってたんですよ。
14:40今日、実は、お父さんが扱ってきた音を、持ってきていただいたんですよね。
14:49いろいろ聞かせていただいてもいいですか?
14:51ボタンを押すことによって、なんか音を出す、猫の音ですね。
14:57キャモンナーってのもあるわけですね。
15:03キャモンナー
15:04こういうことか。
15:07イエーイ!
15:09キャモンナー
15:11イエーイ!
15:14イエーイ!
15:16伊藤さんの気持ちちょっと分かりました。今のはやってみたい。
15:19こうやって。
15:20やってみたいでしょ。楽しいですよ。
15:22これは今、手でやりましたけど、これ本当はタイミングをパソコンに入力をして、あとはもう自動的に再生ボタンを押すと、映像してくれるっていう感じ。
15:32実は伊藤さんと知り合う前にですね、私、伊藤さんの会社が取り扱われたらCD、そのサンプルのCDを使ったことがありまして、地元のアマチュアオーケストラで、チャイホースキルの1812年っていう曲なんですけれど、最後に大砲の音がドーンって何発も鳴るんですけど、エクスプロージョンっていうCDがあってですね、それを使わせてもらってた後になって。
15:55爆発効果音種。
15:56そうですね。
15:57ドーンって。
15:58オーケストラとかでも使うんですね。
16:00そうですね。
16:01また大砲をホールの中に持ち込むわけではないので。
16:05そうですね。
16:06初めて伊藤さんに会った時っていうのはどんな。
16:10どんな。
16:11はい。すごい穏やかな方なんですけど、すごいなんか今のお発信もありましてね、なんかうちに秘めてるなんか投資みたいなものがすごい感じられたなっていうのは当時の印象ですね。
16:22本当に出張報告書を見直してみると、その当時の自分のうれしさが。
16:29出張報告書になんて書いてあったんですか。
16:31これから提携先の候補として非常に有力なので、進めて、ぜひ進めていきたいと思いますみたいなことを出張報告書に書いてあります。
16:41ありがとうございます。
16:42伊藤さんも覚えてらっしゃいますか、その時の。
16:44もうすごく覚えてますね。
16:46声はズバ抜けて売れていて、で、ボーカルのソフトがあると絶対売れるなと思っていましたし、で、そういうソフトが欲しかったんですね。
16:57で、聞いた時はすごくワクワクしました。
17:00これだって。
17:01これだと。
17:022004年11月5日、日本初の歌声合成ソフトが発売された。
17:16ボーカルとアンドロイドを組み合わせ、ボーカロイドと名付けられた。
17:25しかし、反響は小さかった。
17:32女性の声で歌う第1弾、メイコは1500本。
17:41続いて出した男性の声のカイトは500本。
17:49音楽雑誌からは、3歳児のようなたどたどしい歌声と告表された。
18:01もっと合成の品質が良くなっていればよかったのにとか、いろいろそういうことを考えて申し訳ないなぁみたいな感じ。
18:10開発費は、到底回収できない。
18:192人しかいなかったチームは、さらに2人に縮小された。
18:28落ち込む剣持ちに、1人の男が話しかけてきた。
18:37新見工事。80年代にヒットした電気ピアノの開発メンバーだった。
18:46新見は言った。
18:51細くても、長く続けなさい。
18:55新しい分野こそ、粘れというメッセージだった。
19:0521世紀の新しい楽器と言われるものに、ボーカロイドがなってほしいし、なっていくだろうなぁと。
19:15長いスパンで見ないと、一朝一夕に楽器と音楽がポッて生まれてくるようなことはないと思いますね。
19:26ケンモチは思った。まだ応援してくれる人がいる。
19:35改良を続けよう。
19:40何が足りないのか、あらゆるジャンルの歌を聴き比べた。
19:47クラシックのオペラから、ロック、ポップス、片っ端から聴いた。
20:00若い女性歌手を聴いている時だった。
20:06You're everything. You're everything. You're everything.
20:16息と声が、根前一体となっている。
20:21これが、人間らしさではないか。
20:26これまでは、
20:36なめらかに言葉をつなぐため、一旦、息の成分を取り除いていた。
20:43これを残したまま、言葉をつなげられないか。
20:59合成するシステムを、一から作り直し始めた。
21:06人間にとにかく近づけていくっていうのが、我々の使命だと。
21:11とりあえず、持ちネタ全部出して、持ち札全部出して、とりあえず勝負。
21:17今度こそ、みたいな感じですかね。
21:24ケンモチが開発を続ける中、
21:27販売を担当する伊藤も悩んでいた。
21:36ソフトを、もっと使ってもらうには、どうすればいいのか。
21:48ある日、会社の売り上げを見ていた伊藤。
21:53不思議な現象に気づいた。
21:583年前に発売したメイコが、なぜかもう一度売れ始めていた。
22:07理由は、あるサイトにあった。
22:13個人が自由に動画を投稿できるサイト。
22:22あの地平線、輝くなら。
22:28一度に、アニメやヒット曲を歌わせる動画が、次々と投稿されていた。
22:39しかも、その歌声について、一人の歌手のことのように、語り合っていた。
22:46そっち側により、なんか、ニーズが高そうな気がしたんですね。
22:57勝手に作って、勝手に盛り上がっているっていう。
23:00そこの、なんか、同人文化っていうところの、なんか、可能性を再度確認したというか。
23:07もっと、みんなの想像力をかきたてるものに、できないか。
23:18どんな歌を歌わせようかと、ワクワクできるキャラクター像が必要だ。
23:28アイデアを社内で話すと、食いついてきた若者がいた。
23:39入社2年目の佐々木渡。
23:44小学5年生の頃、偶然、ラジオから流れてきた音楽に、衝撃を受けた。
24:00あらゆるジャンルのCDを集め、一日中、聴いた。
24:05世界には、多様な文化がある。
24:17生き方は自由だと励まされた。
24:23いろんな音がいろんな形で、作品というか、表現になりうるんだな。
24:30どこまで広がってるんだろう、みたいな。
24:32音の世界っていうのが、どこまで広がってるんだろうっていうのに、非常に興味があった感じですね。
24:39誰もやったことがないプロジェクト。
24:43ここに参加すれば、自分が知らない音に出会えるかもしれない。
24:50手を挙げた。
24:56まず手をつけたのは、声。
25:00ワクワクできるキャラクターにするため、歌手ではなく、声優で行く。
25:10300人ものサンプルを聞き、一番素直で凛とした声を選んだ。
25:17フジタ・サキです。
25:20フジタ・サキです。
25:25さらに、パッケージのデザイン。
25:28人間の歌手をイメージして描かれていた、メイコのデザイン。
25:37しかし、それでは、人間に負ける。
25:43あえて、アンドロイドである雰囲気を出すため、未来から来た少女を作り出した。
25:52声を収録する日が来た。
26:02共に収録に臨んだのは、ケンモチ。
26:12ケンモチは、不思議な言葉の配列表を持ち込んだ。
26:19歌声を滑らかに合成する、音と音の組み合わせ。
26:27それが、300通り以上必要であることを突き止めていた。
26:34発音の明瞭さや、声の雰囲気を確かめながら、
26:42延々と続く録音をやり遂げた。
26:48佐々木さんと一緒に行くしかない、みたいな感じだったので、
26:52これにかけてみよう、みたいな。
26:57開発から半年、ついにその声が立ち上がった。
27:07ウサギオイシカノヤマ
27:14コブナツリシカノカワ
27:21息の成分が重なりながら、透明感のある不思議な声を作り出していた。
27:31ウサギオイシカノヤマ
27:37こんな歌声がボーカルで作れるのかって、逆にすごい驚いたものを覚えてますね。
27:45最初のデモ曲を聴いたときに、このキャラクターを思い浮かべます。
27:50そうすると、しっくりくるんですよね。
27:52これだったら、ひょっとしたらいけるかも、みたいな。
27:55名前は初音ミク未来から来た初めての音という思いを込めたしかしこれが音楽に革命を起こすことはまだ誰も知るよしもなかった
28:25初音ミクの開発を担当されました、佐々木渉さんです。よろしくお願いいたします。
28:30よろしくお願いします。
28:32佐々木さんは、音のマニアだと伺いますけれども。
28:38そうですね。おそらく音のマニアというか、いろんな音が聴きたくて、知らない国の音楽、知らないリズムとか。
28:47有名なのがブラジルでサッカーの応援をしているシーンとかも、みんなで太鼓叩いて同じリズムを楽しむとかあると思うんですけど、そういう音と生き方みたいなのって、いろいろあって楽しそうだなと思いながら、自分がどれかに参加するというよりはいろんなのがあるのが楽しいみたいな。
29:06いろんな生き様、いろんな文化、いろんな人たちがいるなということに思いたり、ワクワクする。
29:12そうですね。CD買ったりとか、いろいろしてましたね。
29:18伊藤さんは、入社2年目ですよ。
29:22マニアックなので、いろんなことに首突っ込みたがるというか、いろいろ意見とかを持っているので、とりあえず軽く振ったら、全力で走り始めたような感じです。
29:38剣持さんは最初にその初音ミクのキャラクターご覧になった時はどう思われたんですか?
29:44一体どういうことでしょうということを思ってですねまず架空の女性が歌うということをまず理解するまで結構時間もかかりましたし社内的にどうやって説明しようかというのもだいぶ悩んで苦労した覚えがあります。
30:04なるほど。勝手に作り、勝手に盛り上がるというか、同人文化のような盛り上がり方がするんじゃないかというふうに思われた。
30:14その延長線上に初音ミクのキャラクターってなったわけですか?
30:18プロっていうよりも、もうちょっと手前側っていうか、アマチュアに近いところの活動している方の方がおそらく喜んで、それを使って作業を発表してくれるんじゃないかなっていう希望は持ってましたね。
30:362007年8月。
30:42店頭に並んだ初音ミクは開発人の予想をはるかに超える売れ行きを見せた。
30:531ヶ月で1万5千本を販売。
30:59動画サイトには、早速、投稿があふれ帰った。
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31:31There were many other people who did not do it,
31:42and they were trying to try it,
31:45and they were trying to do it,
31:49and they were really creative,
31:53and they were very important to me.
31:57I was able to use it to actually use it, and I was able to use it to make it more than a技術者 in the world.
32:10It was about 3 months after the time.
32:15伊藤と佐々木の下に一通のメールが届いた。
32:25美久の肖像券を売ってもらえませんか。
32:32東京の大手映像制作会社からだった。
32:38うちの所属タレントとしてどうですかっていうのが、リリースしてその年の秋口ぐらいに来ていて、
32:47松根美久って事務所に所属させてキャラクター展開するみたいな、そういう考え方する人もいるんだ。
32:57問い合わせは大手広告代理店やレコード会社からもやってきた。
33:07伊藤と佐々木はたくさんのメールを前に選択を迫られた。
33:16もし契約を交わせばグッズやアニメ化の権利など莫大な利益を生む。
33:30しかし、そうなればみんなが曲を自由に投稿できなくなるかもしれない。
33:37誰もが音楽を作り、誰でも発信できる未来はどうなるのか。
33:39誰もが音楽を作り、誰でも発信できる未来はどうなるのか。
33:48二人は決めた。
33:57初音ミクは渡さない。
34:07初音ミクは渡さない。
34:09たくさんビジネスチャンスが生まれたねとかではなく、大事なのって、面白いのって、人間の中にあって、プライスレスなもので、たくさんの初音ミクが思い思いの考え方で歌を歌ったり、それこそが初音ミクを皆さんに楽しんでいただく。
34:30唯一の方法なんだろうなっていうふうに。
34:34そして伊藤は、常識外れの決断をした。
34:40一定のルールの中で、自由に無料で使ってください。
34:48公式に宣言した。
34:52それから4日後。
34:59一つの曲が投稿された。
35:05曲名はメルト。
35:13作ったのは営業職の男性。
35:18就職後も大好きな音楽を忘れられなかった。
35:24仕事を辞めたいと思ったとき、初音ミクに出会った。
35:30発表されるや否や、曲は話題となった。
35:36メロディー、そして歌詞が、プロに弾けを取らないクオリティーだった。
35:42これをきっかけに、無名だが、腕に覚えのある作曲家が、完成度の高い曲を次々に発表した。
35:57憲� tenha存在してください。
36:00誰が見つからず Hanım!
36:06これを決めて一 polar的には、
36:09これをクリエイになってさては、
36:12まずし、より静かに揺れることが多いです。
36:15常不是を!
36:19Temet!
36:20他の職場にあたる制御は、
36:23音楽
36:30テクノロジーが発展したからこの動画に歌が入ったんだ 私たちは
36:39未来に今生きているんだっていうような実感をこう皆コメントに
36:46熱いコメントで書いていて みんな感動してるんですよね
36:52福岡の大学生も曲を投稿した。
37:02ユーザー名はデコニーナ。
37:08中学生の頃から曲を作っていたが、うまくいかなかった。
37:16自分でも曲を作ってみようと思って、ノートに書き溜めてたんです。
37:21聴いてもらうとか、そういう範囲は仲良い友人だけでしたね。
37:31自分の曲を聴いてもらえる機会もない。
37:37そんな時出会ったのが初音ミクだった。
37:421ヶ月かけて作った曲を投稿する日。
37:54どんな反響があるのか、手が震えた。
37:59すぐに書き込みがあった。
38:08最高です。
38:11デコニーナさんの曲が好きです。
38:14生まれて初めて自分の音楽に賛同してくれる人が現れた。
38:24その後も次々と曲を発表。
38:27今や誰もが知る歌詞にも楽曲を提供するアーティストとなった。
38:38いい意味で僕の人生を狂わしてくれたんで、楽しい方向に。
38:42何て言ったらまあでもこうやってたくさんの人に聴いてもらえるきっかけを与えてくれた存在ですかね。
38:54あの日の苦しみ。
38:56米津玄師も曲を投稿。
39:00バンドが思うようにいかなかった中、
39:03初音ミクを使った。
39:11中学生の頃にバンドを組んでいたんですけど、
39:14それが全然うまくいかなくて。
39:17そういう人がめちゃくちゃ多かったんですよね。
39:24バンド崩れというか、
39:26バンドをやりたかったけどダメだったみたいなやつが。
39:34ボーカロイドというものがあったから、
39:37今の自分があるなと思う。
39:41どこにいてもなんか、
39:46もう才能が、才能がっていうか、
39:49その発表できるし、
39:51あとはやる気っていうか、
39:52自分がなんかやりたいと思う気持ちが大事です。
39:57クリエイティビティのマグマはすごいなんか、
39:59溜まってるんじゃないかと思ってるんですね。
40:01ただそれをアウトプットする、
40:03なんて言うか、場所がなかっただけ。
40:06それは、伊藤が想像していないところまで、
40:13広がった。
40:192011年、ロサンゼルス。
40:225000人の観客が、彼女を待っていた。
40:29ハツネミクのソロライブ。
40:38歌うのは、みんなが作曲してくれた、歌。
40:42歌うのは、みんなが作曲してくれた、歌。
40:46福岡の大学生だった、デコニーナ。
41:01バンドが思うようにいかなかった、ヨネズ剣士。
41:08かつて、何者でもなかった者たちの歌が、
41:14世界を熱狂させた。
41:18感動したというか、よかったというところではないですね。
41:25その場があるから、クリエイターより、
41:28クリエイトしていこうという気持ちになるし、
41:32聴く人も、初音ミクの一部だと思うんですよね。
41:36誰もが音楽を作り、世界を楽しませることができる。
41:47それは、伊藤が若き日に北海道から夢みた世界そのものだった。
42:03何か作りたい、発信したいっていうマグマが、
42:07世界中に溜まってたっていうことなんですね。
42:10プロって本当に人握りじゃないですか。
42:13けど、じゃあ、プロにならなければ自分の音楽を発信できないっていう状況が、
42:21過去だとしたら、今ってそうじゃないですよね。
42:24自分で好きなときに作って、それを発表することができるっていう。
42:28これはもうなんかずっと世の中に必要なことだし、ずっと続くべきことだから、
42:34なんとかそれを絶やさずに続けていくことは、自分たちの使命というか、というふうに感じて。
42:43なるほど。
42:44肖像権とかライセンスを抱え込まなかったということも大きかったですよね。
42:49逆に言うと、業界の偉い方々からは、こういうソフトウェアを作って、こういうキャラクターがついてるっていうのは、
42:58予算があったらアニメとか作りたかったんでしょ。
43:01だから自分たちがアニメ作ってあげようかみたいな、そういう投げかけもあったんですけど、
43:06いや、そうじゃなくて、みんながこういうふうに思い思い作ってるのが素晴らしいんですよ。
43:11これを活かして何かやっていきたいんですけど、そういう形ってどうですかっていうと、
43:16全然よくわからないですっていうふうにやっぱり言われてしまうので、
43:20変な形でねじ曲げられないような、そういう防護策みたいなものを持ちながら、
43:26少しずつこう世の中に馴染んでいったらいいなみたいな気持ちは、やりながらあったと思います。
43:32へぇー。
43:34けんもちさんは、自分の作り上げたこの技術っていうのが、
43:40花開く瞬間をどうご覧になってたんですか。
43:43もし1年これが早かったらですね、その動画サイトがまだオープンしてなかったときで、ここまで広がったのかもしれませんし、ヤマハだけではやっぱり足りなかったところをクリプトンさんと一緒になってやって、そこそこで新しいものが生み出されたと、そこがやっぱりポイントだったんじゃないかなと思ってます。
44:02まあ未来から来た初めての音が初音ミクでこの初音ミクがこの音楽の世界の未来を大きく変える結果になりましたよね作り上げたというか。
44:18なんか不思議な広がりっていうのが、その今の初音ミクの発信力の大きさよりも、この初音ミクからつながっていっている円。
44:27イラストを描く人と曲を作る人と聴く人と海外の人とそれがつながっていくそのまあインターネットの良い方向の可能性みたいなものと、初音ミクがなんか今少し一緒に慣れている気がするので、なんかここは大事にしていきたいなっていうところで、予想はできていなかったところの責任じゃないんですけれども、あの大事にしたいなって気持ちは多分僕らだけじゃなくて。
44:56ファンの人たちもみんなが思ってくれているのがそれがすごい心強いですね。
45:01まあそういったものを見聞きしている子どもたちがもうすでにたくさんいらっしゃって、そういった方々が刺激を受けてこれが作る。
45:12なんか芸術ってどんなんだろうなっていうのにすごくなんか可能性を感じるんですね。
45:19まあそこがなんかすごくなんかやって良かったなところだと思いますし、これからもなんか大事にしなきゃいけない価値観じゃないかなと思ってますね。
45:31発売から18年。
45:40さらなる進化のため、共同開発は続いている。
45:49他社からも様々なソフトが登場。
45:53一つのジャンルを確立し、もはや文化となった。
45:59想いがけないことが起きた。
46:07ボーカロイドの曲を生身の人間が歌う歌い手が現れたのだ。
46:17歌い手の一人はこの曲を歌った少女。
46:24機械にしか出せないと言われた高音や速い曲調もボーカロイドを聴きながらマスターしていった。
46:35名前はアド。
46:38デビュー曲は1億回の再生回数を超える大ヒット。
46:48国立競技場でのライブ。
46:52アドと並んで7万人の観衆の前に立つのは初音ミク。
47:01ボーカロがなかったらアドっていないですし、今の私自身。
47:08私のアイデンティティっていうのもないですから。
47:12私に未来を与えてくれたっていう感じですね。
47:19初音ミクの誕生により、さらに進化した音楽。
47:26情熱の連鎖は新たな創作を生み出し続けていく。
47:35次回の新プロジェクトX。
47:50神戸市民の希望の星パンダを守れ世界初の治療に挑んだ執念のドラマよしやはね天のご意思によってこの世界に使わせられた子供なんだよ神様
48:12土曜ドラマ地震のあとで。
48:21フルーツジッパー。
48:28放送は今夜11時。
48:32ダウィンが来たかくれんぼ名人ナナフシ。
48:36その魅力にハマった熱中陣と大調査。
48:39やっぱり話が一番やね。
48:41もはや植物。
48:43超意外な暮らしをスクープです。
48:45NHKスペシャル。
48:49社会を揺るがすオンラインカジノ。
48:51その実態に迫る。
48:53総合20日日曜夜9時。
48:57NHK受信料の窓口からお知らせです。
49:09引っ越しをされたら受信契約の住所変更をお願いします。
49:15お手続きはスマホやパソコンがとても便利です。
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49:36入力はとっても簡単。
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49:45引っ越しする前の月からお手続きが可能です。
49:50詳しくは受信料の窓口ホームページをご確認ください。
49:55受信料の窓口からお知らせでした。