原爆開発につながる大統領への手紙に署名したことに、アインシュタインが涙を流して謝ったという湯川秀樹の妻スミさんの証言。
NHKスペシャル、ラストメッセージ 第2集 「核なき世界を 湯川秀樹」(2006年11月6日放送)から。
https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/episode/te/7J819VNZ73/
NHKスペシャル、ラストメッセージ 第2集 「核なき世界を 湯川秀樹」(2006年11月6日放送)から。
https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/episode/te/7J819VNZ73/
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教育トランスクリプション
00:00この4月、私たちは湯川と50年近く連れ添った妻のスミさんを訪ねました
00:08スミさんはこの時95歳、亡くなる一月前でした
00:21ゆき子さん、桜がだいぶ散りましたな
00:30終わりになりましたね
00:32秀樹さんの顔が輝きますね
00:39世界平和のことを口にしだすと秀樹さんの顔がいつもより輝きます
00:48研究一筋に生きていた湯川がなぜ核廃絶の運動に身を投じるようになったのか
01:00スミさんは一人の偉大な物理学者との出会いがあったからだといいます
01:06アメリカ留学中に知り合ったアルバート・アインシュタイン
01:19第二次世界大戦中、原爆の開発を後押ししたことを深く後悔していました
01:26部屋へ来るなり、私たち二人の手を固く握られて
01:35涙をポロポロと流して
01:37日本人自分が研究したことが原爆になって
01:47罪もない日本人を殺すことになって申し訳ないと言って仲張った
01:52アインシュタインと湯川は
01:57莫大なエネルギーを生み出す核の恐ろしさについて
02:01連日語り合いました
02:03米ソの核開発がエスカレートすることを恐れていたアインシュタインは言いました
02:16核兵器廃絶のために
02:20科学者は国境を越えて共に行動しなければならない