ウクライナ、ネット装置を使ったインターセプトドローンでロシアのクアッドコプターを捕獲

ウクライナ軍は、ネットランチャーを装備したインターセプトドローンを使用して、戦場でロシアの偵察用クアッドコプターを撃墜し始めました。

製造元のPtashka Dronesは、このインターセプトの映像を公開し、敵が砲撃の調整、偵察、爆弾投下に使用するクアッドコプターを「狩る」ことに成功しているウクライナ製ドローンの有効性を示しています。

このインターセプトは、MavicやAutelといった通常のドローンに「ネットコメット」システムを搭載することで行われます。この装置は、ターゲットドローンのプロペラにネットを絡ませ、飛行不能にするモジュールから成り立っています。その後、ロシアのドローンは地面に落下するか、インターセプトドローンによって空中で制御された状態に置かれます。

システムを開発したウクライナ企業Ptashka Dronesによれば、ネットモジュールの重さはわずか373グラムで、歩兵用手榴弾よりもはるかに軽量であるため、ほぼすべてのドローンに取り付けることが可能です。また、インターセプトドローンの再利用により、インターセプトあたりのコストが約1200フリヴニャ、すなわちカートリッジ1個のコスト程度に削減されました。

この技術革新はウクライナの防衛力を強化し、ドローンのインターセプト効率を向上させ、戦闘コストを削減しながら、ロシア軍の偵察および空中攻撃作戦を妨害しています。

出典と写真: Ptashka Drones, テレグラム @wunderfpv