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anime movie , Heavy 1990 , english sub , アニメ映画、ヘビー 1990、英語字幕

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00:00どうだ!行け!行け!行け!
00:26よいしょ!
00:30よしやったな
01:00こりゃおいぼれ!何時だと思ってんだよ!
01:03気色悪い声出さないとくれ!
01:06すまない 許してくれ
01:09今夜から気をつけるから
01:11なぜだペドロ お前まだ天国を彷徨ってるのか
01:32でもお前じゃないんだよな
01:35夢に出てくるのは
01:38いつも出てくるあの男
01:41一体誰なんだあいつは
02:08いつ頃からだろうか 同じ夢を何度も見るようになったのは
02:25そう あの時からだ
02:28アレックスゴードン博士
02:30あなたは悪性の使用に侵されています
02:34その時から眠るのが怖い
02:36死ぬことが怖いのではない 夢を見るのが怖いのだ
02:40誰かが私に命じてるような気がする
02:43諦めるな 最後まで戦えと
02:46病気とではなく もっと大事な何かのために
02:51おい ちょっと待っててよ
02:59君 君何が始まるんだね
03:03チャンピオンファイトさ そこのヤンカス高校でね
03:06チャンピオンファイト
03:07ヤンカス高校とキャロル高校はずっとライバルなんだ
03:11トラブルの度に両方の代表同士が
03:14チャンピオンファイトで決着をつけるのさ
03:16ぐずぐずするなよ 遅れるぞ
03:18ああ
03:19チャンピオンファイトか 覗いてみるか
03:34くれ くれ ヤンカス
03:38行け行けキャロル 行け行けキャロル
03:45これよりチャンピオンファイトを行う
03:48キャロル高校 ジャック・レッドマン
03:52おい 野郎男 お前の顎を砕いてやるぜ
03:56治療費を確保してね
03:58ヤンカス高校 ガイ・ヒューガー
04:02無駄口を叩くな
04:04お前を生かしておく気がしなくなる
04:06
04:10おお 夢の中の若者だ
04:13間違いない
04:16良好の名誉のために ファイト
04:27レッドマン・レスリンのベビー級の高校チャンピオンよ
04:31いくらガイが空手をやっているからって 勝てっこないわ
04:35空手 空手をやっているのかね あの若者は
04:38ああ ハーレムで 親父さんと二人で道場を開いているんだ
04:42空手対レスリンのか
04:46かえり
05:02
05:15レフリー ストップしてくれ
05:32
05:38よせ ガイ 君の勝ちだ
05:40ストップ ストップ 殺す気か
05:54素晴らしい 彼こそ天才だ
05:57超一流のボクサーになれる男だ
06:02
06:10誰だ さっきから俺をつけてくるのは 何か用か
06:15いや つけるつもりじゃなかったんだ
06:19なかなか声をかけるチャンスがなくてね
06:22追い剥ぎには見えないけど
06:24私はアレックス・ゴードン スポーツ生理学専門の医者なんだ
06:29なあ ガイ君 良かったら君の体を見せてくれないかな
06:33俺にはそんな趣味はない
06:35違うんだ 純粋な医学的な興味なんだ
06:39金なら出す いや そんなには多く持ってないが 少しなら
06:44え?
06:45金だよ 出しな
06:47ああ こんなもんでいいかな
06:51上半身だけでいい 脱いでみてくれ
07:00おお
07:09すごい 思った通りだ ただ発達してるだけじゃない
07:14しなやかで柔軟な筋肉だ
07:23もういいだろう 行くぜ
07:26ま 待ってくれよ ガイ君
07:28君 ボクシングをやらないか
07:33君の実践的な構えといい 君は天聖のファイターだ
07:37君なら超一流のボクサーになれる
07:41見たのか 今のチャンピオンファイトを
07:44ああ まだ目に焼き付いてるよ 君のハードパンチが
07:48悪いが 俺はボクサーになるつもりはない
07:52じゃあ何に さっき聞いたけど 君は奨学金で高校へ行ってるんだろ
07:57だから校長に頼まれて チャンピオンファイトに出た
08:02公認会計師だ 君が
08:05こいつはお笑いだね 君が公認会計師
08:08笑いたければ笑うがいい だが俺の人生だ 俺が決める
08:13ああ ちょっと待ってくれ 気悪くしたんなら謝る
08:17もう少し話を聞いてくれ
08:21離してよ やめて助けて
08:24あなたで相手できるほど こっちには余裕ないんだから
08:27いいか 何とかしなくては
08:30よせ あの女はプロだ 相手はこの町のナウテの不良だ
08:34あんたが出ていてどうなる相手じゃない
08:37しかし ほっとくわけにはん
08:39この町で長生きしたければ 余計なことはしないことだ
08:43いや 助けて
08:45でも私はアメリカの男だ
08:49あいにく癌でね 持って一年という体だ
08:54ガイ君 じゃあ君はせいぜい 長生きをすればいい
08:58アメリカの男はレディが危ない時には 命をかけても戦うものさ
09:03グッドラック
09:05よせ 本当にあいつらは 年寄りだからって
09:07手加減するような奴らじゃないぞ
09:12勝手にしろ
09:17いや やめて やめて
09:23やめて
09:26ビリー 見張ってろ
09:28でも 俺もやりたいよ
09:31あとで好物のドーナツを たっぷり食わしてやるから
09:34一番最後にしろ いいな
09:37わかったよ お兄ちゃん
09:43なんだ お前
09:45その子を助けてやってくれないか 金ならなんとかするから
09:50お兄ちゃん
09:52いくら出す
09:5480ドルだ これが私の全財産なんだ
09:58もらっとくぜ ビリー こいつを始末しな
10:02待ってくれ 約束が違うじゃないか
10:05いいから来な 爺さん
10:08この野郎は
10:13どうせ 苦しい
10:18苦しい
10:29何だ貴様
10:33ガイか
10:43いいね 流れるような動きだ
10:46何をグズグズしている 行くぞ
10:50逃げるんだ レイジー
10:58お前 俺を怒らせたね
11:01気を付けろ ガイ君 この男はボクシングをやっているぞ
11:11バケモノか こいつは
11:13俺のキックをまともに食らったはずなのに
11:19さあ 今度はお前を眠らせる番だぜ
11:22それはこっちのセリフだ
11:24一発でお前を眠らせてやる
11:33クロスカウンターだ
11:35何たる破壊力
11:38痛いよ兄ちゃん 俺の目玉飛び出しちゃったよ
11:43行くぞ 逃げるんだ
11:47女ならとっくに逃げてしまったよ 急げ
12:01めんどくせえジジイだな
12:13すごい これだけのスピードで走って息一つ乱れない
12:23さあ ここまで来れば大丈夫だ
12:25帰りな
12:27俺とこの街には近づかないことだ
12:31やあ ますます君に魅力を感じた
12:34なあ ガイ君 私と一緒にボクシングをやらないか
12:38一年でチャンピオンにしてみせる
12:41じいさん あんたは自分の娘を勝負にしたいと思うかい
12:45どういうことだね
12:47俺にとっちゃボクサーと勝負は兄弟みたいなもんだ
12:51体を張って金を稼ぐ
12:53最も相手に苦痛ではなく快楽を与える分
12:56勝負の方が上かもしれないがな
12:59君はボクシングのなんてのか分かってないんだ
13:02いいから二度と俺に近づくな
13:05あんたは薬病神みたいなもんだ
13:07くたばるなら勝手に一人で死んでくれ
13:09ガイ君
13:11あばよ 命があったらまた会おうぜ
13:15無理だよ ガイ君 諦めるなんて
13:18君をチャンピオンにすることが
13:20私の最後の戦いだと気がついたんだ
13:25誰だ
13:32レディ
13:34よしてよ レディだなんて
13:36私そんな魂じゃないんだから
13:38でもよかった 無事だったんだね
13:41ありがとう お礼だけ言いたかったの
13:46君 よしなさい 風邪をひくよ
13:49私にはこんなもんでしかお礼できないから
13:52いいのよ おじいちゃん 抱いても
13:55いや せっかくだけど遠慮しておく
13:58それより今の青年の住まいを調べてくれないか
14:02君ならこの辺りに詳しいだろう
14:04いいの 本当にそれだけで
14:07頼むよ
14:09なんだかおじいちゃんとはいい友達になれそうね
14:12好きよ おじいちゃんみたいな人
14:19これは参っちゃうな
14:44どこへ行くんだよ 親父
14:46また飲んでるのか
14:48お前の彼女にこいつを見つけたんだな
14:51それは それは俺の
14:56酔っ払ってるからって 安心しちゃいかん
14:59早く俺に勝てるくらいに腕を上げるんだな
15:02くそったれ くたばっちまえ くそ親父
15:05息子に尊敬されるってのはありがたいもんだ
15:09やってるか 腹をもっと引っ込めろ 老人
15:14くそ
15:18どうした 老人
15:20嫌なことを思い出しちゃったんだ
15:23ゾルダ兄弟の一番下の弟のビリーが
15:26片目をつぶされたって
15:28それで
15:29相手はものすごい強い空手マンだって言うけど
15:32先生じゃないよね
15:34だったら先生殺されるよ あいつらに
15:36敵うつって言ってたし
15:38心配するな 人違いだ
15:40本当?
15:41ああ 安心しろ
15:43よし 聖剣突き50本
15:46せい!
16:07あんたがアレックス・ゴードンかい?
16:10リュウ リュウ・ヒューガーさんですね
16:12ガイ君の父親の
16:15あの リリーって称婦から話は聞いた
16:18だが ガイをボクサーにするのは諦めるんだな
16:22なぜです
16:23あれだけの才能はそんなに転がっちゃいない
16:26彼なら1年でチャンピオンになれる
16:28あいつは 親父の俺が道場を継げと言っても
16:31首を縦に振らない頑固者だ
16:34それに 一度決めたことは手子でも負けない
16:37そんな お願いします
16:39そこをあんたの口から何とか
16:42レディー
16:44ごめんよ おじいちゃん
16:46こいつらに捕まっちまって
16:49イエジさん 昨日のカラテマンはどこだ
16:54知らんね 実はあたしも探してるんだ
16:57ふざけるな 二体目に会いたいのか
17:00あんたら 俺の客人に何をするつもりだ
17:03うるせえ こっちは弟の敵で気が立ってるんだ
17:07これが見えねえのか
17:09あんたには俺の足が見えないようだな
17:12何 足だと
17:33何だこいつは
17:35お前らの探しているガイの父親さ
17:38文句があるならいつでもかかってくるんだな
17:41ただし こうなりたくなければな
17:51さすがだ あの息子にこの親父ありか
17:57危ない 後ろ
17:59
18:06まだ死んじゃいない 早く救急車を
18:18何だ君は 水中だ 出て行きたまえ
18:21親父 親父 死ぬな
18:30それから半月が経った
18:35リュウヒュウが教団に倒れ 一命は取り留めたものの
18:39いつ目覚めるかもわからない 眠りについたままだ
18:44だがそのことが 私とガイとの新しい運命を切り開いたのだ
18:50待たせたな
18:52来てくれたんだね 来ないかと思っていたよ
18:55親父の入院費を振り込んでくれたんだってな
18:58礼を言うぜ
19:00心配しないでいいよ 君にはいずれ
19:03たくさんファイトマネーを稼いでもらうつもりだからね
19:06じいさん あんたって男は本当に薬病神だぜ
19:10お前らのおかげで 君のおかげで
19:13お前らのおかげで 君のおかげで
19:16お前らのおかげで
19:19薬病神だぜ
19:20わかってるよ だが私は同時に
19:23君を世界最強のボクサーにする男だ
19:26親父もいつ気が付くかわからないなら
19:29一層死んでくれりゃよかったんだ
19:33そういうことを言っちゃいけないよ
19:35君の親父さんも戦っているんだ
19:38うるせえ
19:39あんたに何がわかるんだ
19:42俺だって見てるのがつらいんだよ
19:46でも死なせやしない
19:48俺のこの手で親父を必ず生き返らせてみせる
19:51そうだよ その気持ちだ
19:53もう残された道は
19:55君がその拳で稼ぐしかないんだ
19:58君ならチャンプになれる この私を信じろ
20:01神を信じたこともない俺が
20:03あんたを信じるのか
20:06そうさ
20:08私には時間がない
20:10だから一年で君をチャンピオンにするつもりだ
20:14頼もしい相棒だぜ
20:16アレックス・ゴードン
20:18そうさ カイ・ヒョーガン
20:22それから私たちは
20:24ブロックリンブリッジを渡り
20:26マンハッタンへと向かった
20:42カイ 見えるかね
20:44マンハッタンとコンクリートと鉄のかさまりのようなあの島が
20:49我々の戦いのリングだ
20:52俺にはマンハッタンはリングというより
20:55世界一巨大な墓石の並んだ墓地にしか見えないぜ
20:59いいんだよ それで
21:01君はあの島でたくさんの男たちを殴り倒し
21:05彼らの夢を墓場へ送っていくんだ
21:12ニューヨーク
21:13ビッグアップルと呼ばれるそこは巨大な町だ
21:17そこにはハングリーで夢を抱えたたくさんのリンゴたちがいる
21:40違うかい
21:42もっとフックは下からアッパーのように突き上げて
21:45そうすればもっとパンチ力が増すんだ
21:48OK もう一度だ
21:54どうだアレックス
21:55いつもサンドバンクばかり相手じゃパンチが腐るだろ
21:59うちのキングコングとやらせてみちゃ
22:05いやぁ よしとくよ
22:07ガイにはまだボクシングの基本を教えてるところなんだ
22:12へぇ
22:15やらせてくれ
22:16ガイ
22:17練習ばかりで本当にこの拳が腐っちまいそうなんだ
22:21OK 話は決まった 借りなってやるよ
22:26待ちなさい
22:30ラッキー
22:34その子とのスパーリング 私にやらせてくれない
22:38ラッキー来てくれたのか
22:40誰だこいつは 知り合いか
22:42君のトレーナーだよ ガイ 私が頼んだんだ
22:46まだOKしたわけじゃないわ アレックス
22:48ただあなたが惚れ込んだこの坊やを 試してみたいと思っただけよ
22:53試してくれ よし スパーリングだ
22:56待てよ 俺はどうなるんだ
22:59しっこんでなさいよ あんたみたいな薄野郎は
23:02なんだと
23:05おい よせ お前知らないのか
23:08こいつは昔 ライトヘビー級のチャンピオン候補と言われた
23:11ラッキーローマンだぞ
23:13そりゃ昔だろ 今はただのオカマ野郎じゃねえか
23:17こんな奴に舐められたかねえんだよ
23:19ふざけろ
23:30やだ ボディを鍛えていないボクサーなんて豚以下だわ
23:35どうする ハンサムボーイ
23:37坊やもこうなりたい
23:39坊やじゃない 俺には名前がある
23:42いいわ ワンラウンドが終わって
23:44あんたが立っていられたら 名前を呼んであげるわ
23:53ニューヨークがハングリーな リンゴたちの集まりなら
23:56自分は腐ったリンゴだというラッキーに
23:59ガイのトレーナーを頼みに行った時のことを 私は思い出した
24:04だめよ アレックス 私はもう歳だわ
24:07いくら先生が見つけた金の卵でも トレーナーにはなれないわ
24:12そこを何とか頼むよ
24:14私じゃ彼のパンチを受けることすらできないんだよ
24:18無理よ
24:22なぜ?
24:24私ね エイズなの 発病したら死ぬのよ
24:30ラッキー
24:32だからこの店も閉めるのは
24:34みんなに嫌われて誰も寄りつかないの
24:38出ていけ ラッキー
24:40早くこの町から出てけ
24:45この店の王やが雇ったチンピラたちよ
24:48どこへ行っても私は薬病が身扱い
24:51仕方ないわよね こんな体じゃ
24:54怖いのよ 私まだ死にたくない
24:58ラッキー 可哀想に
25:02ラッキー わがままも言ってすまなかった
25:06どうか残された人生を好きなように生きてくれ
25:10君の気持ちはよくわかるよ
25:13私はガンなんだよ 君より先に死ぬだろう
25:18彼は悩みに悩んだ末に
25:20私の気持ちをわかってくれたのだ
25:27見事な体だ まるで変わってらん
25:30トレーニングだけは続けていたのよ
25:33それじゃ坊や 始めるわよ
25:36君の気持ちはよくわかるよ
25:39私はガンなんだよ 君より先に死ぬだろう
25:47俺は坊やじゃねえ 二度と言うな
25:50私を黙らせたければ 自分の拳に物を言わせることね 坊や
26:04ダンスのレッスンは終わりよ クソッ
26:07さあ 眠りなさい 坊や
26:12はずがない この子は倒れない
26:18頼む ラッキー ガイを壊さないでくれ
26:22慌たきするな 奴のパンチを見極めるんだ
26:28ジャブが外れた
26:30ラッキーのパンチを外してる まだ防御は一度も教えてないのよ
26:48ガイ あなたは怪物よ
26:51あなたみたいな男を初めて見たわ
26:55ようやく名前を呼んだな
27:01かえ ラッキー しっかりしろ
27:04誰か手伝ってくれ
27:07さあ ラッキー やめて
27:10あたしに触っちゃだめよ
27:13触らないで だめよ
27:16どうしてさ 感心したよ 私は
27:19ラッキー 友情の握手をさせてくれ
27:26あたしがエイズでも
27:29何だって
27:32ごめんなさい 黙ってたことを謝るわ
27:35でも心配しないで 汚したところは自分で消毒して帰るから
27:39そんなものはいい いいから出てってくれ
27:42出て行け
27:45ガイ こういうわけなの だからあなたのトレーナーになれないの
27:48ごめんなさいね
27:52アレックス 傷口を消毒しておいてあげてね
27:56ラッキー 来てくれて嬉しいよ
27:59君はいつまでも私の友達だ
28:02ありがとう アレックス 本当にあなたが羨ましい
28:05こんな怪物と最後の夢が一緒に見られて
28:08ラッキー
28:17やっぱり 私ボクシング大好きだわ
28:26アレックス 俺にはアイツが必要か
28:30俺がチャンピオンになるためには
28:33あの男が必要かと聞いたんだ
28:36ガイ
28:50ラッキーローマン
28:53あんたは俺のトレーナーだ
28:56無理よ とても無理
28:59言ったでしょ 私はエイズなの
29:02そんなことは心配するな ラッキー
29:05とにかく あんたは俺のトレーナーをやれば確実に
29:08世界チャンピオンを一人
29:11世の中に送り出すことができる
29:14親父以外の人間に
29:17これほど殴られたのは初めてなんだ
29:20頼む 俺のトレーナーになってくれ
29:23俺にはあんたの技術が必要なんだ
29:26ジーサス 本気なので ガイ
29:29本気で私が必要だと
29:37誰も私が必要だと言ってくれなかった
29:40でも 一人ここにいて
29:47私 生きててもいいと言ってくれた
29:50私 生きててもいいと言ってくれる種族
29:53もう泣かないでほしい
29:56俺がチャンピオンになる日まで その涙はとっておいてくれ
29:59約束するわ
30:02あんたがチャンプになった日には 思う存分泣かせてもらうわ
30:10よろしくな ラッキー
30:13私のトレーニングは厳しいわよ
30:16いいわね それを承知なら
30:20もちろんさ
30:44ガイ 出す 早く
30:50ガイ 出す 早く
30:53ガイ 出す 早く
30:56ガイ 出す 早く
30:59ガイ ヒューガ 身体検査異常なし
31:02ヘビー級
31:05この選手のアマチュア戦績を書き忘れてますよ
31:08それがないんだよ 元は空手マンなんでね
31:11冗談じゃない
31:14そんな人間にボクサーのプロライセンスを 渡せるわけないじゃないですか
31:18だったらコミッショナーに掛け合ってくれないか
31:21アレックスゴードンが太鼓板を押す選手を 連れてきたと
31:25何がアレックスゴードンだ
31:28じいさん寝ぼけてんじゃないのか
31:31ゴードン アレックスゴードン
31:34ゴードン博士じゃないですか
31:37ミスターガストン 元気かね
31:40コミッショナー 知ってるんですか このじいさんを
31:43失礼な 君 博士はスポーツ医学の権威であり
31:46同時にボクシングの名マネージャーとして 知られた方なんだ
31:49まあまあミスターガストン
31:52それよりこの選手にライセンスを 下ろしてくれませんか
31:56ガイヒューガー
31:59アマチュア戦績なしですか
32:02だからダメだって言ったんですよ
32:05そんな人間プロにするわけにはいかないって
32:08いいでしょ 他ならぬ博士の頼みです
32:11博士の選んだ人間に間違いのあるわけがない
32:15この選手にライセンスを認めましょう
32:18サンキュー ミスターガストン この御恩は一生忘れません
32:22本当なの アレックス
32:25ライセンスが認められたって
32:28それだけじゃない デビュー戦の相手を決めてきたよ
32:31ドン ベイリー ハーレム出身
32:34スネーク ベイリーと呼ばれるハードパンチャー
32:37いずれもノックアウト勝ちしてる
32:40君のデビュー戦としては最高の相手を 選んだつもりだよ
32:43ドン ベイリーか
32:46ドン ベイリー お前が俺に最初に ノックアウトされる男だぜ
33:01親父 デビュー戦が決まったよ
33:07覚えているか 親父
33:10俺がガキの頃 ケンカに負けて帰ってきたら
33:13あんた 俺を抱きしめて泣いたよな
33:16ガイ 負けちゃダメだ
33:19この街で負けるということは 殺されても構わないってことなんだって
33:25あの時のあんたの涙を思い出す度に 俺は勇気づけられたな
33:31死ぬなよ 親父 絶対死ぬな
33:36今に最高の治療を受けさせてやるからな
33:39待っててくれ
33:57ガイ 頑張って
34:05どういうことなの アレックス
34:08ガイにはもう一人の敵がいるって
34:11ここはハーレムのど真ん中だ
34:14そしてドンベイリーは ハーレムの英雄なんだ
34:17じゃあ もう一人の敵って
34:20そう 観客さ
34:23勝てるかな ガイは観客に
34:26アレックス どうしたのよ
34:29あなたはガイのマネージャーなんでしょ
34:32そんな楽しんでいるような口ぶり
34:35言ってみれば これは一つの賭けなのさ
34:38ガイがチャンプになるためのな
34:41ガイ 大丈夫
34:44ダメだ すぐにでもこの部屋を飛び出していきたい
34:47そんな気分だ
34:50分かるわ 私もデビュー戦の時そうだったもの
34:53リングに上がるのが怖くてね
34:56膝が震えて逃げ出したくなって
34:59違う 俺はそうじゃない
35:02すぐにでも隣の控室へ行き
35:05ドンベイリーって野郎を殴り倒したいんだ
35:08ガイ
35:11時間です お願いします
35:14ガイ 行くぞ 出番だ
35:17OK
35:32誰よ 今ビンを投げたのは
35:35レイン
35:38俺を忘れんか
35:41レイン レイン レイン
35:44聞くなよ ガイ
35:47アレックス あなたの言った通りだ
35:50この調子だと 勝って帰るのは難しそうよ
35:53その時は私がガイの代わりに殺されるだろう
35:56お前さがガイを連れて逃げ出してくれ
36:00アレックス
36:04ガイ 勝って応援するわ
36:07今 汚れた体を洗い落として
36:10あなたの応援に行くわ
36:13リリー ボクシングの試合に行きたいなら
36:16そろそろ時間だ
36:19分かってる もう少し待って
36:30レイン
36:35攻撃しないぞ
36:38やった その調子よ ガイ
36:41今の一発でベイビーは本気になった
36:44面白くなりそうだぞ
36:47ワン ツー スリー フォー
36:59焦るなよ オレがなぜスネークと呼ばれるか
37:02その訳を教えてやるよ
37:05オレのミニストレートを食らって立ち上がった
37:08相当な石頭だ
37:11ファイト
37:16なぜこいつ こんなに低く構えて
37:24バッティングよ
37:27レイブリ 注意して
37:31ブリック ブリック
37:35汚い野郎だ
37:38これがスネークと呼ばれる理由か
37:41ファイト
37:49サービスよ レイブリ 原点よ 原点
37:52レイブリ 止めたら殺すぞ
37:56どうやらわかったか
37:59これがオレのボクシングさ
38:02どうやら奴はストリートファイト出身か
38:05それならこっちもお手の物さ
38:08やってやろうじゃねえか
38:11やってるやってる ガイ頑張って
38:14やばいよレイリー ここはハーレムだぜ
38:17そんな応援してたら命がいくらあっても足りやしねえ
38:20構うもんか あの人が命を懸けてるんだ
38:23私も命を懸けて応援する
38:26ファイトガイ ファイト
38:32オレはハーレムでずっと生きてきた
38:35オレだって同じだ
38:38オヤジと一緒にイエロージャップと呼ばれながら
38:41当てのない旅を続けた
38:47思い出すぜ ハーレムでサンドバックと呼ばれていた子
38:51あの子のオレは気が弱い
38:54全体だけでかかったからよくいじめられたようだ
38:57その度にボロボロに打ちのめされ
39:00いつも死ぬことばかり考えていた
39:03自殺する勇気もないくせに
39:06酒飲むなだと ふざけるな
39:09親に向かって言うことが
39:12そしてうちではある中のオヤジが
39:15オレやおふくろを容赦なくいた
39:19ある時オレは耐えきれず
39:22オヤジを殺し 自分も死のうと思った
39:34なんのマネだ ビリー
39:37よせ やめてくれ
39:40だがオヤジは一瞬の隙をついて逃げ出した
39:43そして
39:48ビリー
39:54オレはなんてことをしたんだ
39:57オレがオヤジを殺したのも同じだ
40:00その時オレの中で何かがはじけたんだ
40:11それは目に見えない自分自身に向けた怒りだった
40:14オレは野獣だった
40:17その時からオレはストリートファイターになった
40:23サービスパーティーだ 反則よ 耳の後ろに当たったわ
40:26これがハーフ式ボクシングだぜ
40:29兄ちゃん頑張って
40:32待ってろよ メアリー・ストーン・イサミ
40:35最後にはチキンを腹いっぱい食わしてやるぜ
40:40レフリー アーニーセット 反則よ
40:44ガード上げて
40:47遅いぜ
41:07父ちゃん 腹減ったよ
41:14我慢しろかい シカゴへ着くまでの我慢だ
41:19僕頑張るよ
41:24僕たちみたいだね あの野良犬の親子を
41:28なんてことするんだ
41:37かわいそうに
41:40トラックの馬鹿野郎
41:43食ってみるか
41:46ダメだよ そんなことしないで
41:49お父さんのために
41:52お父さんのために
41:55ダメだよ そんなことしたらこのチビがかわいそうだよ
41:59だが食わなきゃ俺たちが死ぬ
42:02そんなのやだよ 俺は食べないよ 父ちゃん
42:14ガイ 焼けたぞ
42:17うまそうだ 食ってみろ
42:20そのまま誰が 誰が食べるもんか
42:24じゃあチビにやろう
42:29チビ やめろ
42:33その肉はお前の母ちゃんなんだぞ
42:40馬鹿野郎 ダメだって言ってるだろ
42:47離せ 離せ
42:53父ちゃん
42:56ガイ チビを責めるな
42:59母犬の匂いが残っている間はともかく
43:02焼いたらただの肉だ
43:05それでチビが助かるなら
43:08食われた母親だって絶対満足してる
43:11そうに決まってる
43:16許してくれ
43:19これはお前に飯も食わせてやれねえ
43:22父ちゃん
43:25だが俺がこの荒野で死んだら
43:28お前も俺の肉を食らって生き延びるんだ
43:31父ちゃん
43:34絶対諦めるな 降参するな
43:37倒されたら何度でも立ち上がれ
43:40生きている限り戦え
43:43立ち上がれ ガイ
43:47セーブ セブン
43:54ガイ 立ったわ ガイが立ったわ
43:59ファイト
44:06殺してやる ベイリー
44:09お前の目は俺が拾った子犬に似ているぜ
44:13何わけのわか寝言いってやがる
44:16そうだ あいつはいつも腹を空かせて
44:19おどおどしていた
44:22あの時俺は母親の肉を食うチビの姿が不眠で
44:25頭を撫でようとした
44:28チビ
44:32食い物を取られると思ったのか
44:35あいつはテキーを燃やして噛みついてきた
44:38あの時俺は思った
44:41チビは兄弟だと
44:44そしてドン・ベイリー
44:47お前もやっぱり俺やあのチビの仲間だ
44:50同じように腹をすかし 怒りに身を焦がし
44:53お前が生きてきた
44:56今俺はその仲間を葬り去らなければならない
45:02何で泣いているんだ
45:05ふざけやがって
45:12まるで竜巻 トルネードのように
45:15相手を空高く吹き飛ばす一撃だ
45:18これだ 私はこのパンチを待っていたんだ
45:25兄ちゃん
45:28すごい ベイリーの体が吹っ飛んだわ
45:31ベイリー起きろ
45:34終わった
45:38ベイリー
45:45メアリット サミ
45:48帰りには腹いっぱい
45:51ファイト
45:54ガイ 相手は完全に意識を失っているわ
45:57タッシュよ
46:08兄ちゃん 倒れないぞ
46:11負け犬マック
46:14ごめんだ
46:17ベイリー 俺を止めろ
46:20止めてくれ
46:28ベイリー
46:31お前は大した男だった
46:34ベイリー
46:37ベイリー
46:40ベイリー
46:48マック アレックス 逃げろ
46:51私は逃げないよ
46:54どうせ死ぬなら リングの上で殺されようじゃないの ガイ
46:57やばいぞ リリー
47:00こんなところにいたら本当に殺されるぞ
47:03勝手にしろ
47:06ガイ 私はあなたと一緒に戦うよ
47:09あなたが死ぬなら 私も死ぬ
47:24やめろ リングに子供がいるんだ
47:27上がってくる奴は 俺がぶっ殺す
47:34マック
47:41みんな聞いて
47:44ここに3ドルと50セントあるわ
47:47私たち兄弟の全財産よ
47:50このお金を ドン・ベイリーの次の試合にかけるわ
47:53次の試合で 兄ちゃんは絶対勝つに決まってるもの
47:57そうだよな
48:00俺たちベイリーには たんまり稼がせてもらったもんな
48:03負けても あいつは俺たちのヒーローだ
48:06よし 俺もかけるぜ
48:09俺も ベイリーにかける
48:12ガイさん
48:15何だ
48:18兄ちゃんは反則もしたけれど どうか軽蔑しないで
48:21ああ ドン・ベイリーは本物のプロだった
48:24軽蔑などしないさ
48:27ありがとう ガイ
48:30兄ちゃんはもう リングで血を流さなくてもいいのよね
48:36この子は知っている
48:39俺のパンチが ドン・ベイリーの顎の骨とともに
48:42奥さんとしての夢も 砕いてしまったこと
48:45だからお願い 兄ちゃんに代わって
48:48必ずヘビー級の世界チャンピオンになってください
48:51それが兄ちゃんの目標だったから
48:54ああ 約束するよ
48:56君の兄さんに代わって 俺はチャンピオンになる
48:59ありがとう
49:01そうすれば兄ちゃんは言われるわ
49:04チャンピオンから一番最初に ダウンを奪った男って
49:09ガイのデビュー戦は終わった
49:12しかしこれから先 ドン・ベイリー以上の敵が
49:15チャンピオンへの道を 阻もうとするだろう
49:18これからだろう
49:22その時 俺は親父の声を 聞いたような気がした
49:26戦え ガイ
49:28生きている限りは戦うんだと
49:48ご視聴ありがとうございました

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