• 5 months ago
全国で700人以上、これはマカオのカジノをめぐる架空の投資話の被害者の数です。

総額およそ100億円を集めた巧妙な手口とは。


カンテレ「newsランナー」2024年7月11日放送

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≪カンテレ「newsランナー」月〜金・夕方4時45分から放送≫

メインキャスター:吉原功兼
情報キャスター:竹上萌奈・谷元星奈・橋本和花子
フィールドキャスター:坂元龍斗
気象予報士:片平敦

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Transcript
00:00きょう、大阪地方裁判所に訴えを起こしたのは、架空の投資話でおよそ5000万円の出資金を騙し取られたと訴える大阪市などに住む男女10人です。
00:13原告から出資金を集めていたのは、マカオのコンサルタント会社CYC管理有限講師の代表と取締役の日本人男性です。
00:342人が持ちかけた架空の投資話とは?
00:39出資者たちから金を集め、マカオの高級ホテルMGMのカジノでビップルームを運営する会社のエージェントなどに資金を貸し付け、得た利益をCYCが出資者に配当するコインリース事業という架空の事業でした。
01:02配当金は毎月1.5%から数%で、元本も全額返金のノーリスクと歌っていました。原告の松田さんはこの架空の投資話でおよそ2800万円を継ぎ込みました。
01:3210年前、保険代理店を介してCYCの投資話を知り、マカオに招待されました。
02:02カジノのビップルームで多額のお金が動く様子を目の当たりにした松田さんは、その場でCYCと投資の契約を交わしました。
02:32松田さんは配当もあったため追加の投資をしましたが、5年前から突然配当が止まり、返金にも応じてもらえなくなりました。
02:43そしてCYCとは温真不通に、出資者らが追求するとCYCの役員の一人は会社の実態についてこう語りました。
03:02CYCは事業自体が架空の投資話だったことを認めたのです。
03:20さらに出資者が入金した際に渡されたMGMのロゴが入った受領書も偽造されたものであることが分かりました。
03:32自身も1億円近くを出資し、架空の投資話と知らずにCYCの依頼で仲介業をしていた男性は許せないと話します。
04:02家賃や家族の貯金をほぼ投資に費やした松田さん。
04:08父親の葬儀費も年出できず借金をすることになりました。
04:24松田さんら原告10人は出資金を騙し取られたとしてCYCの代表と取締役に対しおよそ5100万円の損害賠償を求めています。
04:39被害者というのは必ずしも富裕層ではありません。一般の庶民である一般消費者です。目的も多くは生活の足しとか老後の資金確保そういった目的でありますから本件は消費者被害事案というふうに捉えております。
04:56ものすごく亀裂やなっていうのがすごく思うんですよ。もう多分生活困難になっている人はたくさんいてはると思います。だからそういう人のことを考えてもうちゃんと出てきてほしいなと思います。
05:12原告側によるとCYCは全国の700人以上から少なくとも100億円近くを集めていて詐欺事件として小江自国訴したいとしています。
05:25そもそも事業は架空だったということなんですが、このカジノへの投資詐欺、巧妙な手口ですよね。まず一つ目、マカを現地に招待して有名ホテル、ここでカジノで大金が動く様っていうのを目の当たりにしました。
05:41そして受領書ありますけれどもここに拡大したものですね。MGM。これカジノの事業者のロゴが入っている。ただこれ実際には偽造、偽のものなんです。こういったものまでも受領書を発行していた。
05:55そして配当元本保証とありますけれども、毎月1.5%の利息、配当を支払う。これ実際に数年間は配当が支払われていたということなんです。被害にあった松田さんですけれども、ビップルームはすごいし、ショーとかを見た。こういう世界と言われて信用してしまった。このように語っています。
06:18というこの手口なんですけれども、神崎さんはどう見ますか?
06:21これものすごく巧妙なんですよね。やっぱり投資詐欺とかよくあるのはネットだけとか電話だけとか書面だけとかいうのがあるんです。これちゃんと現地に連れて行って実際に現場を見せているわけですね。
06:33さらに配当も普通であれば、だいたい1回、2回ぐらい振り込まれるけど、そこから止まってしまうのはよくあるんですけど、これ毎月、しかも数年にわたってずっと配当しているので、これはこういう投資なんやというのを信じ込ませると。
06:47しかも実は配当が止まったタイミングがたまたまかもしれませんけれども、ちょうどコロナが世界中に蔓延しているタイミングで、たまたまコロナで止まっているだけですと言われて、なかなかこれが騙されていたのに気づきにくかったということがありますね。
06:59だから立ち止まることができず、どんどんどんどん被害額が増えていくということになるわけですけれども、そんな中で騙されたお金というのは返金されるんでしょうか、菊池さん。
07:10これなかなかハードルが高いと思いますね。まずこのCYCというのが海外の法人だとすると、海外の法人に対してその裁判を起こして、なおかつ小訴判決を取って、相手が払わなければ強制執行するというところまで行く法的なハードルというのはかなり高いわけですね。
07:28だからそこをどうするのかという問題がありますし、あとですね、出資というようなことでちょっとこの番組でも紹介しているんですけれども、にもかかわらず元本保証で年率にすると18%ですよね。
07:43リスクがないんですよ。出資なのにリスクがない。これはおかしいなという、ちょっとそこを考えていただきたい。
07:53それから資金を用意するんだったらもっと大口に依頼すればいいのに、なんで一般庶民の自分のところにそういう話が来たのか、ここもちょっと注意していただきたいという。
08:05結局ですね、こういう海外投資というのはやはり相手が外国にいる。今、さっきも申し上げたとおり、裁判なども大変という、いろいろリスクがありますので、より慎重にできればその相手企業のチェックなどできればということで対処していただければと思います。
08:26そうですね。海外を拠点にする詐欺事案というのは増えていますからね。新しい手口が増える中で、自分は騙されないという方ほど、ぜひ注意していただきたいというふうに思います。

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