韓国製ハンドジェル、アルコール濃度に嘘の表示 輸入販売会社「メイフラワー」に措置命令=消費者庁

  • 4 年前
「アルコール71%配合」と容器に表示しながら、実際には大幅に低い濃度のハンドジェルを販売していたとして、消費者庁は東京の輸入販売会社に対し、再発防止などを命じる行政処分を行いました。

行政処分を受けたのは、化粧品の輸入販売などを行っている東京・千代田区の「メイフラワー」です。

消費者庁によりますとこの会社は先月、韓国から輸入したハンドジェルを、容器のラベルに「アルコール71%配合」と表示して販売していたということです。

しかし、消費者庁が表示の根拠について問い合わせたところ、会社からは、「改めて調査した結果、アルコール濃度は5%から30%ほどしかなかった」などと説明があったということです。

消費者庁は、新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、消費者に著しい誤解を与えたおそれがあるとして、この会社に対し、景品表示法に基づき、再発防止などを求める行政処分を行いました。

会社によりますと、このハンドジェルは6万4000本輸入し、このうち、3万8000本はすでに回収したということです。

処分を受けたことについて「メイフラワー」は「製造会社の資料を信じて濃度を表示してしまった。ご迷惑をおかけしたことを深くおわびするとともに返品対応や再発防止に取り組んでいく」としています。

NHKニュース
2020/5/19 17:04

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