• 4 年前
中井貴一&佐々木蔵之介がW主演し大ヒットした開運お宝コメディ映画『嘘八百』。その続編となる『嘘八百 京町ロワイヤル』より、則夫(中井)と佐輔(佐々木)の「骨董コンビ」が古田織部の幻の茶器「はたかけ」つくりに挑むシーンが解禁された。

新たに広末涼子をマドンナに迎え、イカサマ古物商×落ちぶれた陶芸家コンビのドタバタ劇を描く本作。かつて大阪・堺で幻の利休の茶器で大勝負を仕掛けた古物商の則夫と陶芸家の佐輔はそれぞれの人生を送っていたが、ひょんなことからお宝眠る古都・京都で再会を果たす。そこで出会ったのは、着物美人の志野(広末)。彼女のけなげな思いにほだされて、2人は利休の茶の湯を継承し「天下一」と称された武将茶人“古田織部”の幻の茶器にまつわる人助けに乗り出すがのだった。

今回解禁されたのは、千利休の茶の湯を継承し、「天下一」と称された武将茶人“古田織部”の幻の茶器「はたかけ」を則夫と佐輔が仕立てるシーン。「はたかけ」は歴史上に存在しない創作の器だが、茶碗の端が欠けたところを銀繕いしたことにより味が出ている。完全ではないという疵、ある種の「歪み」を面白みに変えた、織部らしさを探って生まれた形だ。「自然が生み出した歪みか」と則夫が話すように“歪み”を大事にしている「はたかけ」つくりの目玉は、出来上がった完璧な茶器の端を欠けさせるところ。「本当に割るんだ。」という心配そうな則夫を横目に、「古田織部にたきつけてもろた。」と、古田織部の美学を追求するために、出来上がったものをわざわざ割る、という手法を取る佐輔。この「はたかけ」には20 年前に因縁があるようだ。欠けた瞬間、そして銀繕いで欠けた部分を合わせる際の緊張感からは、このコンゲームへの真剣さが伝わってくる。果たして、佐輔と「はたかけ」にはどんな因縁があるのかー?ここまで2 人を真剣にさせる理由とはー?

映画『嘘八百 京町ロワイヤル』は公開中

#中井貴一 #佐々木蔵之介 #嘘八百

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