• 5 年前
映画『グッドバイ〜嘘からはじまる人生喜劇〜』予告篇
大泉洋が小池栄子とW主演し、ワケあって嘘(ニセ)夫婦を演じることになる喜劇映画『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』の予告編が解禁となった。

原作は、今年で生誕110年を迎え空前の盛り上がりを見せる昭和の文豪・太宰治の未完の遺作を、鬼才ケラリーノ・サンドロヴィッチが独自の視点で完成させた戯曲「グッドバイ」。観客を笑いと多幸感で包み込み、第23回読売演劇大賞最優秀作品賞に輝いたこの作品を、『八日目の蝉』『ソロモンの偽証』の成島出監督がメガホンをとり映画化する。

舞台は、戦後の混乱から復興へ向かう昭和のニッポン。文芸雑誌の編集長の田島周二は、気がつけば何人もの愛人を抱える始末。このままではいけないと愛人たちと別れる決心をしたものの、優柔不断な田島は、彼女たちを前にすると別れを切り出すことができない。困り果てた末に田島が頼ったのは、金にがめつい担ぎ屋キヌ子に女房役を演じてもらうこと。キヌ子は泥だらけの顔を洗うと誰もが振り返る女だったのだ。かくして、2人の嘘夫婦の企みが始まる。

大泉洋が演じるのは、なぜか周囲の女たちが好きになってしまうダメ男・田島周二役。小池栄子が、ガサツで小汚いけれど実は美人なパワフル女・永井キヌ子役に扮する。また、この嘘夫婦が別れを告げに行く愛人役には、クールな女医・大櫛加代役に水川あさみ、挿絵画家の水原ケイ子役に橋本愛、儚げな花屋の青木保子役に緒川たまきが扮するほか、離れて暮らす妻・田島静江役を木村多江、田島を尊敬する編集部員・清川伸彦役を濱田岳、嘘夫婦の計画を提案する作家・漆山連行役を松重豊が演じる。ほかにも、皆川猿時、田中要次、池谷のぶえ、犬山イヌコ、水澤紳吾、戸田恵子ら日本映画界・演劇界を担う実力派俳優が顔を揃える。

解禁となった予告編は、大泉扮する田島が愛人たちと別れるため、ボロを着たキヌ子(小池栄子)に「僕の女房のふりをして、女たちに会ってもらいたいんだよ」と嘘夫婦を演じる企みを持ちかけるシーンから幕を開ける。そうして金のため、田島の女房役を演じることになったキヌ子は、しゃれた洋装に身を包みイイ女へと大変身。2人して愛人のところを次々とまわり「田島の家内でございます」とこれ見よがしに挨拶していく様子が描かれていく。

だが、順調に思えたその計画は、疎開中の正妻(木村多江)が現れたことで一変! さらに嘘夫婦を演じていた2人の関係にも変化が生じ、「キヌ子さんは田島さんに惚れてしまった」というナレーションや、田島が「好きだー!」と言ってキヌ子を押し倒すシーンも。はたして、2人の関係や愛人、正妻との関係はどうなっていくのか?

『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』は2020年2月14日より新宿ピカデリーほかにて全国公開となる。

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