映画『不実な女と官能詩人』

  • 5 年前
映画『不実な女と官能詩人』予告編
フランス映画『不実な女と官能詩人』の予告編が到着した。

作曲家ドビュッシー、小説家ジッド、詩人オスカー・ワイルドなど高名 な芸術家たちと交友を結び、影響を与えたと言われるフランス象徴主義の詩人ピエール・ルイス。生涯で2500人以上の女性と関係を持ったと言われ「エロスの祭司」とも称された彼の死後、自身が撮影したと思われる大量の写真が見つかる。そのモデルのうちの1人は、著名な詩人ジョゼ・マリア・ド・エレディアの次女で、親友の妻だったマリー、その人だった。

道ならぬ恋におちた2人はどのように出会い関係を結んでいったのか、そしてなぜピエールは女性の痴態を撮影し続けたのか。フランス文学史にその名を刻む異端の詩人、その秘められた愛と官能の物語が本作を通してついに明らかとなる。

主演をつとめたのは『英雄は嘘がお好き』『パリの家族たち』などに出演し注目を集めるノエミ・メルラン。そして稀代のプレイボーイ、ピエール・ルイスを『ポリーナ、私を踊る』などで知られるニール ス・シュネデールが演じる。新進気鋭の女性監督ルー・ジュネがメガホンをとる。

『不実な女と官能詩人』は11月1日よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・ リーブル梅田にて公開となる。

【ストーリー】
19世紀、パリ。著名な詩人ジョゼ・マリア・ド・エレディアの次女マリーは、新進気鋭の詩人ピエール・ルイスと恋に落ちる。しかし、2人の思いを知ってか知らずか、両親は金銭的理由から同じくマリーに思いを寄せていたピエールの親友で貴族出身の詩人アンリ・ド・レニエとの結婚を決めてしまう。打ちひしがれたピエールはアルジェリアに渡り、女性の痴態・官能美を写真に収めることに情熱を傾け退廃的な生活を送る。アンリの一方的な思いだけが結べつけたマリーの結婚生活もまた、味気なく乾ききったままだった。1年後、ピエールが帰国したとの噂を聞きつけ、マリーはたまらず彼のもとに駆けつける。「あなたと結婚したかった」ーーマリーが発した言葉、それが彼女とピエールの長い長い情交の始まりだった。

お勧め