• 5 年前
映画『コンプリシティ/優しい共犯』予告編
世界の映画祭を席捲した近浦啓の長編映画デビュー作!ルー・ユーライ『孔雀 ―我が家の風景―』×藤竜也、映画『コンプリシティ/優しい共犯』。

メガホンをとったのは、本作が長編映画デビューとなる近浦啓監督。短編映画『SIGNATURE』が第70回ロカルノ国際映画祭ほかで高い評価を受け、米アカデミー賞公認映画祭であるエンカウンター短編&アニメーション映画祭でグランプリを受賞した。本作は北米最大の映画祭・トロント国際映画祭でワールド・プレミア上映され、続いて釜山、ベルリンと世界の名だたる映画祭へ入選し正式出品、そして厳しい目を持つ映画ファンが集まる東京フィルメックスで観客賞を受賞する世界の映画祭で話題を集めている。

主演は、第55回ベルリン国際映画祭にて銀熊賞受賞の『孔雀―我が家の風景―』でデビューした中国人俳優・ルー・ユーライ。常にどこか寂しさを感じさせる瞳と危うげな存在感で、どこにいても自分の存在を確立できない主人公の青年チェン・リャンの哀しみを観客に訴えかける。そしてチャン・リャンの、時に厳しい上司であり時に優しい父のような存在である厳格な蕎麦屋の主人・弘を、日本を代表する名優・藤竜也が見事に演じている。

このたび解禁された予告映像はテレサ・テン「我只在乎ニィ(時の流れに身をまかせ)」にのせて、居場所を亡くした技能実習生のチェン・リャンと孤独な蕎麦屋の主人・浩が出会い、まるで実の親子のように絆を深める姿を映し出す。しかし嘘の上に築いた幸せは次第に壊れていく…。他人になりすまして浩と関係を気付いてきたチャン・リャンに警察の手が迫り、次第に追い詰められていく。「君は誰だい!?」、チェン・リャンを信用していた浩の問いかけになんと答えるのか-。守り続けた嘘と深まる絆、儚い幸せが崩れようとしたとき、二人がくだす決断とは―。
2020年1月17日公開