20180720山口県下松市 公立小中学校で終業式 下松市立下松中学校

  • 6 年前
県内のほとんどの公立小学校と中学校では20日、1学期の終業式が行われ、夏休みに入りました。
このうち、下松市の下松中学校には豪雨により崩れた土砂で笠戸島につながる県道が通行できなくなっている影響で、5人の生徒が今も船とバスを乗り継いで通学しています。
終業式では藤井浩一校長が「豪雨では下松市でも笠戸島で大きな被害を受け、不便な生活を強いられるなか、こうして終業式を迎えられてうれしく思います」と述べた上で、「夏休みを有意義に過ごしてまた元気な姿を見せてほしい」と語りかけました。
このあと、生徒たちはそれぞれの教室に戻り、3年生の教室では担任から夏休みのうちに1、2年生の範囲を復習するなど高校受験に向けた準備をするよう説明を受けました。
道路が寸断され、今も孤立が続く笠戸島の深浦地区に住む3年生の宮本渚さんは「船で登校すると日があたって精神的に疲れるように感じるので、早く解消してほしいです。2学期は運動会など大きな行事があるので頑張りたい」と話していました。
県内では463ある公立の小中学校のうち、417校で終業式が行われ、1か月あまりの夏休みに入りました。

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