まだ一件も実現していない(放射性廃棄物の)国際処分場に期待して、次々と原発が造られようとしている。

まだ一件も実現していない(放射性廃棄物の)国際処分場に期待して、次々と原発が造られようとしている。国際処分場を造ろうとする試みが、かえって放射性廃棄物を増やすことにつながるのではないか、そう危惧しはじめている。

新しく原発を造る国は、国際処分場をあてにしてはいけません。廃棄物の対策をしなくなるからです。あらかじめ自力で放射性廃棄物を管理できるか考えなくてはいけません。そのための資金や人材はあるか、地質学的状況はどうか、これらを準備することが、原発を導入する「必須条件」なのです。